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09年首都圏中学入試[122] 埼玉エリアの私立中高一貫校

09 ☆埼玉エリアの主要な私立中高一貫校の大学合格実績(東大・早慶・上智)を表にしてみた。主要な公立高校も入れて比較できるようにした。(「サンデー毎日09年3月29日増大号」から作成)

☆一目瞭然であるが、大学合格実績という点で、埼玉はまだ公立優位という印象が強い。それゆえ、私立学校は大学合格実績に執念を燃やすのは当然である。

☆しかし、問題はこの意識が、受験生や保護者の意識に重なり、塾が後押しすることである。塾としてはクライアントのニーズに対応するのはビジネス上、これまた当然なのである。そして、大手進学塾は埼玉エリアを越えて広く教室を展開している。

☆埼玉エリアの私立中高一貫校の受験は1月から始まるので、隣接エリアからの受験者も多い。そうすると私立中高一貫校というのは大学進学実績で選択するという雰囲気が伝播する。

☆エリアごとに私立中高一貫校の事情も違うのだが、一般化したときわかりやすい指標が拡大する。わかりやすさとは量の指標だ。量はスコア化しやすい。今年の中学入試の1つの傾向に、埼玉化がある。量より質という学校は、苦戦をした。質より量という学校は好調だった。もちろん量も質も凌駕している学校は問題ない。

☆この流れは、私立中高一貫校全体にとってはあまり望ましくない。それゆえ量より質という学校は、量も質もという学校にシフトするという。そういう話題を私学の先生方から聞き及ぶ。

☆つまりクオリティスクールの中で、エクセレントスクールへ戦略的にシフトしようとする学校が顕在化するというのが、今年の大きな動きになる。それは同時にこの不況の事態にあって、それを乗り越えようとする世の中の姿勢にも重なる。

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