伸びる学校[018] 八雲学園 一期一会のn乗
☆立川で開催された「春一番、合同説明会」で、八雲学園の中学部長横山先生にお会いした。近年中学入試の生徒募集において不動の人気を獲得しているのだから、多摩エリアまで足を運ぶことはないのではないかと尋ねてみた。
☆すると、「まだまだ八雲学園の名前が遠くにまで浸透していませんし、一人でも学園の教育について知りたいという方がいらっしゃれば、飛んでいくんですよ」と、おもてなしの心構えを語られた。もっとも八雲学園のブースに並ぶのは一人どころではない。
☆ともあれ、私の浅はかな効率主義では、八雲学園の奥深さは語りつくせない。同学園のチューター方式はあまりに有名だが、考えてみれば、この方式は生徒1人ひとりとの対話がベースであり、この対話は、八雲学園の全体の教育に染みわたる土台でもある。だから、遠方であろうと必要とされるならば、飛んで行って対話をするのは当然なのだ。
☆欠席や早退をする生徒がいれば、担任の先生は、必ず家庭に電話を入れる。当たり前のようでこの徹底ぶりはなかなか真似ができない行為である。
本校は人と人とのつながりや触れ合いを大切にしているため、保護者の方への連絡は必ず口頭で直接伝えることにしています。やはりメールや文章ではニュアンスが伝わらない場合もありますから。欠席以外にも宿題提供が遅れたり、補習に出られなかったりした場合にも連絡をとるなど、ご家庭との連絡を密にすることを心がけています。(説明会で配布された資料の中のインタビュー記事から)
☆と横山先生の言動は徹底している。一期一会のn乗こそ八雲学園のコアコンピテンス。教育の真骨頂である。
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