伸びる学校[024] 桐光学園 創造的破壊のステージへ
☆昨日(29日)開催された神奈川私立中学相談会の桐光学園のブースの盛り上がりもすごかった。いわゆる学校学校していない。
☆受験知以上の知を備えている教師で混み合っているという雰囲気なのだ。
☆栄光はキリスト教知で満ちているし、聖光はキリスト教知と受験知のバランスをとっている。桐光は、受験知を超えているし、キリスト教知に全く縛られていない。しかし、ミッションスクールでないからと言って、教育理念がないわけではない。あり方が違うのだ。
☆本川達雄教授、宮台真司教授、上野千鶴子教授、松浦寿輝教授、茂木健一郎教授などを招いて講義の環境をプロデュースする学校などほかにはないのではないだろうか。
☆このラインナップは、科学的パラダイム、しかも創造的破壊の世界観をもった知識人ばかり。つまり、これが桐光の理念であり知なのである。
☆桐光の教育理念は、たんに倫理的な指針ではない。知のシステム構築を果たすメタシステムとして機能している。
☆21世紀の学校は、20世紀のような環境下にはない。いわゆる学校学校している学校は20世紀の環境下でこそ学校として体をなしていたのだ。21世紀の学校の環境、つまり条件は変わったのである。公立学校の教育改革は、そのことに気づいていない。
☆条件が変わっても学校として存続しうるには、システム構築が必要なのだ。本来科学的システムとは余計な権力がいらない。エコシステムに権力が介在するとろくなことはないのは、周知の事実である。だから、桐光学園はシステム構築によって、つまり創造的破壊というイノベーションによって、生徒も教師も息苦しくない。知的好奇心や探究知を大いに楽しめる学校になったのである。
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