伸びる学校[025] 武相 ハートは何より大切なんだ
☆昨日開催された神奈川私立中学相談会で、武相は最もピュアで得難い学園生活を表現した。大人になると忘却してしまう想像力やはにかみながらも思い切って楽しむ青春時代。しかし、そのハートが何より大切なんだ!と。
☆図書部とビジネス部の部員は、先生方と低学年の子どもたちも巻き込んで、「横浜開港150周年ウルトラクイズ」を企画・演出した。
☆横浜市のアイデンティティを学びと遊びでみんなで共有する企画である。神保先生によると、「相談会は、受験を目的としているものですが、家族と一緒に参加している低学年の兄弟・姉妹がつまらなさそうな顔をしているのを見て、何のための相談会なのかと気になっていたのです。思いきり楽しみ未来で壁にぶつかったときにくじけないハートをつくる学校を探しにきてくれているのに、つまらない顔をさせてしまってはというところからこのような企画が生まれたのです」ということである。
☆生徒ととの対話やコミュニケーションを大切にしている武相の教師らしい目線だと思った。中学は一クラス25名。面倒見がよいというのは、生徒の様子や反応を見守っているからこそできることなのだ。それがなければ、たんなるおせっかいで、息苦しくなるだろう。
☆ところが、武相の生徒は元気だし、先生を信頼している。ちょっと自分たちの中高時代を思い出してほしいのだが、そんなに相手をリスペクトすることは簡単なことだっただろうか。素直な優しは決して易しくない(これは横浜女学院の言葉だったか^^)。
☆ともかくピュアなのだ。今回のメンバーに、このイベントにかかわって、どんなところが苦労したのかと尋ねた。
「パワーポイントの制作や調整ですね」とある一人のメンバーが回答すると、もう一人のメンバーが「それは模範解答だよ。先生方の繊細な指導についていくのが大変だったんですよ、本当は!」とみんなで笑いながら回答してくれた。
☆隣りに先生がいたのだが、それは先生を尊敬して言っているのだということがすぐにわかった。かつて武相に訪問した時に、同じようなシーンがあったのをデジャブにように思いだした。これが武相なのだ。ハートは何より大切なんだ。
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