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伸びる学校[037] 芝の遵法自治の現代性

の校訓と言えば「遵法自治」。中学受験関係者の多くの人が口をついて言えるぐらい有名。

☆助川校長先生は、様々なところで「『遵法自治』とは、真理に従い、自らを治めるという意味です。人はそれぞれ、この世でかけがえのない大切な存在です。その大切な自分を生かすためには、まず他者を生かすように自己を律していかねばならないということです」と語られる。

☆遵法という真理は人はかけがえのない存在だということとそのかけがえのない他者とつながっているということなのだろう。そのかけがえのない関係性の中に自分を投げ込むということが自治ということだと思う。

☆しかし、私のような理解はどこか固い。助川先生の語りを少しだけ別の言葉で置き換えたに過ぎない。ところが、今年5月8日に開催された「夢限大」(私立中学合同説明会で配布された資料で、芝の卒業生がこう語っている。

男子校とは思えない程のきれいな校舎、実験器具などの充実した学習環境はもちろんのこと、私が特に好きだったのは温かい人たちに囲まれた環境です。進学校とは思えないほのぼのとした空気が、教室にしろ職員室にしろ感じることができます。受験一色の高3でさえ校内アンケートでは大多数が「学校が楽しい」と答えるほど、生徒はみんな仲が良く、先生方も親身になって相談にのってくれて、私たちの成長を見守ってくれているのをこちらが実感できるほど、温かい環境が芝にはあります。そんな芝が私は好きでした。

☆芝の環境そのものが「遵法」だということが伝わってくる。芝の環境=遵法に6年間身を投じていれば、「遵法自治」を体得した人間として成長するということなのであろう。

☆それにしても「進学校とは思えないほどほのぼのとした空気」という表現は深い。この空気こそ受験市場が忘却している真理である。

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