なぜ女子校は元気なのか~女子中合同相談会で気づく[1]
☆昨日11日、渋谷セルリアンタワーで、33校の女子校が協力して、第12回東京私立女子中学校合同相談会を開催された。会の特徴などについては、トリニティ教育研究所のニュース「第12回東京私立女子中学校合同相談会開催」をご覧いただくことにして、ここでは当日配布された資料を見て気づいたことについてコメントしたい。
☆この資料は画期的。この相談会は、5月17日には所沢で、6月20日には浦和でも行われるので、ぜひ入試したい逸品である。
☆この資料、大胆にも参加校33校の徹底比較がなされている。項目は
①学校で一番すてきな場所
②本校生徒が語る制服自慢
③一番の学校行事
④私たちの学校自慢
☆これはなんという勇気というか自信というか、驚愕。写真の構図、写真の背景、キャプション(ひと言フレーズ)の表現の違いが如実に表れてしまっている。
☆たしかに各学校の特徴が表れているけれども、同時に質感も伝わり、教育の質の差があらわになってしまっているではないか・・・。
☆女子校が、男子校に比べ元気な理由の一つは、このような質の競争を行ってきたからだと改めて感じ入った。思いおこせば、12年前ブリティッシュヒルズで、50校近くの私学の先生方が集まって勉強会を行ったが、その夜の懇談会で、東京私立女子中学校合同相談会の構想が生まれた。
☆あれからもう12回め。プログラムも規模もずいぶん進化したけれど、98年・99年の私学危機を乗り越えようとした東京私立中学校の先生方の魂は今も言うまでもなく息づいている。おそらくこのような本格的な合同説明会としては、当時は、はじめてだったのではないだろうか。
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