« 赤毛のアンと私学の系譜と茂木健一郎さん⑨ 仮想とひたむきさの強度の相関 | トップページ | 赤毛のアンと私学の系譜と茂木健一郎さん⑪ セレンディピティと幸福と学び »

赤毛のアンと私学の系譜と茂木健一郎さん⑩ アンとアインシュタインと揺らぎ

赤毛のアンと私学の系譜と茂木健一郎さん⑨ 仮想とひたむきさの強度の相関のつづき

☆本書のタイトルは、「赤毛のアンに学ぶ幸福になる方法」でした。アンの夢や生き様を通して、茂木健一郎さんの考える人生観が語られています。だから、アンは同じような考え方や生き様をしているひとと置き換えることが可能なのでした。

☆今回は茂木さんは、アインシュタインに置き換えています。

「感動することをやめた人は、生きていないのと同じことである」アインシュタインの言葉です。やはり人生において、日々感動することの重要性というのは大きい。脳は、いつも新しいことを求めています。・・・脳は常に新しい感動、新しい刺激、新しい視点を求めています。では、その感動はどうしたら日々生まれるのか。それには、「揺らぎ」が大切になってくると思います。

☆それで、「たまにはふろふら出歩こうよ」と。私立学校の校舎の空間に創意工夫があったり、庭園のように回遊式になっているのも、実はこの「揺らぎ」を意識しています。生徒たちにとっては自分の居場所であると同時に、そこがいつもの空間とは違い、「揺らぎ」を感じることができる感動的な場所でもあるわけです。

☆6年間一貫の私立学校は、行事や研修旅行が多いのも、

たまには慣れた日常を飛び出し、新しいことや新しい場所にチャレンジしてみる。そんな小さな冒険心が、大切になってくるのです。

☆ということでしょう。

|

« 赤毛のアンと私学の系譜と茂木健一郎さん⑨ 仮想とひたむきさの強度の相関 | トップページ | 赤毛のアンと私学の系譜と茂木健一郎さん⑪ セレンディピティと幸福と学び »

文化・芸術」カテゴリの記事