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伸びる学校[043] 武蔵中のアカデミズム⑤

☆5月30日の武蔵の学校説明会で話された数学科の教育方針も「自調自考」が染み渡っていた。本当に徹底している。

☆特別なことはやっていないが、どの単元をどの時期に行うかなどの話し合いは数学科ではよくやっている。結局、数学というのは、こうやって解けばいいというのはない。生徒が理解しようと考える以外にないわけだが、その考えている中に教師がはいりきれるものではない。解は行きつくところはいっしょなのだが、思考の過程は多様だし、その中からどの道を選択するかは生徒なんだということだろう。

☆教師は、自分だったらこう考えるとか、こういうふうに考えることもできるなといろいろな角度からアドバイスすることしかできない。しかし、これはいろいろな数学観があるということで、それを知ることも役に立つはずと。

☆だからこそ、どの単元をどのタイミングで行うかということは重要になる。生徒がいつの時期にどういう数学観に興味をもてるのか、一人ひとり違うからこそ、いつも教師は最適化を設定しようというのだろう。

☆中学入試問題ついては、何とか算はこのパターンをあてはめて解くというような勉強をしても役に立たないだろう。そういう方法で解けるような問題は出題しないようだ。それから考えた軌跡は消さずに残すようにと。できる限り、生徒が何を考えて解こうとしたのかを読み取るためだと。もちろん「合格させてください」というメッセージは書いても意味はないと、ジョークも飛ばしていた。

☆それから計算の重要性をうったえていた。計算も思考過程の一要素だと考えている。これは国語でも同じだ。事実誤認からスタートすると論理的思考は自ずと誤りに行きつくからだ。

☆それにしても、資料で公表されていた成績分布図(合格者と不合格者の成績分布が重ねあわされているグラフ)を見ると、算数がよければ合格できるものではないとはいえ、算数がはっきり差が出る問題になっていることは確かである。

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