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伸びる学校[044] カリタス女子 改革の歩みをとめないカトリック校 ①

☆今年校長に就任した齊藤哲郎先生は、村井前校長のもとで6年間副校長を務め、カリタス女子の多面的な改革を推進してきた。本日6月4日の教育関係者対象の学校説明会で、まだまだ改革の歩みをとめないことを静かな情熱をこめて宣言した。

P6040039 ☆そして「かかわり」を大切にしたいと。経済を基盤とした競争原理社会は、個人の才能が基本だが、ともすると自由という美名のもとに個人主義が横行し、多くの人が生きづらいところにおいやられる危うさもあり、共同体が形成しにくい面がある。失われがちな人と人とのかかわりを子どもたちといっしょに大切にしていきたいと柔らかい口調だったが、カトリック精神に基づいた真理を語られた。

☆また、御幣があるかもしれないが、改革というと、目に映りやすいものに注目されがちだが、目に映りにくいものこそ重要であり、そこを伝え続けるという意味でも改革の歩みをとめられないとも。

P6040028_2 ☆新校舎の完成、優れた英語の教材、教科教室型運営方式の独自の授業展開、分割授業などなどの改革は、目に映りやすい。しかし、それを支えるのは結局教職員の日々の生徒とのかかわり。教師自身がカリタス女子の愛の4つの心をどこまでも持ち続けることは目に映りにくいけれども、これこそ本来のカリタス女子の教育なのだと。齊藤校長は、このカリタスのこころをどこまでも深くそして広く浸透させていく信念の持ち主なのである。

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