伸びる学校[046] カリタス女子 改革の歩みをとめないカトリック校 ③

☆カリタス女子の教育の特色に「書かせるカリタス」というプログラムがある。国語教育における読書感想文や小論文指導以外に、各教科のレポートもあるが、中３時の卒業論文が大きな創造的作業となっているようだ。

☆このプログラムの拠点は、図書館。入口から入るとパッーと広がる広場。そこに図書館と和室と中庭が集合している。ランチタイムになると、中庭で食事をとっている生徒たちの姿や図書室で読書したり調べ物をしている生徒たちの姿であふれる。

☆カリタス自身も、学校の中心は図書館であるというコンセプトで新校舎をデザインしたという。

☆図書館は、図書だけではなく、ノートパソコンをつなげば、インターネットも活用できるようになっている。カリタスの図書館はグローバル・ブレイン。卒業生の書いた論文集のコーナーもあり、そこには先輩の論文に学ぼうとしている中３生が額を集めていた。

☆しかし、カリタス女子全体を包み込んでいるのは聖堂である。自然採光のやわらかい光が聖堂を満たしているのだが、その雰囲気こそカリタス女子の先生方の生徒の成長を支えるこころそのものであろう。