伸びる学校[050] 八雲学園の開放的な姿勢
☆夏休み前までは、合同説明会と学校見学会だけというのにはおそらく理由があるのだろう。中学部長の横山先生は「この時期は、まずは情報を集め、いろいろ質問したいことが生まれてくる時期ですから、その質問に丁寧にお応えする時期です。お母さん方や受験生が自分なりに学校のイメージを持ってもらうことがなんといっても大事なのです。そして9月以降、学校長をはじめ私たちの考えとすり合わせ、信頼関係を創っていきたいのです」と。
☆あっさりとそう語るのであるが、このようなオープンな姿勢には、自信がないとできないのである。もしそのイメージと実際の姿のズレがマイナスだったら、たいへんなことになるだろう。
☆しかし、言うまでもそこはそうならない自信があるのである。高校部長の菅原先生は「9月にお待ちしています。きっと想像以上の学校であると確信していただけるように私たちは努力いたしますから」と。
☆八雲のこの10数年の教育の実践は、教育の質の鍛錬から、それを見える化していく過程そのものであった。一般的には外側から作って、あとから内側が充実するというのがマーケティング手法ではないだろうか。
☆その逆を行っているのが八雲学園ではないだろうか。7月1日から9月の半ばまで、校舎のリニューアル第一期工事が行われる。その間、在校生は3か所の学校の支援を受けて、補修・補講の場所を提供してもらうそうだ。またドラマが生まれるし、9月の説明会では、新しいデザインの校舎が迎え入れてくれる。在校生も受験生も、新たな気持ちで後期を迎えることになるのだ。
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