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2009年6月

伸びる学校[051] 武蔵野女子学院 [1]

☆6月27日(土)、武蔵野女子学院で、学校説明会が開かれた。そのとき、「外から見た武蔵野女子学院」というテーマで、一時間ほど話をした。私では役不足であったかもしれぬが、受験生は最後まで真剣に耳を傾けてくれ、しかもときどきこちらからの質問にも応えてくれて、励ます側が逆に大いに励まされた。

☆1つの学校について1時間じっくり話をするという機会は意外と少ない。多くの学校の事例を矢継ぎ早に話すのが通例だ。それに第一、学校説明会でも校長先生が1時間話すということは最近はない。身の程知らずと言われてもしかたがないことをしてしまった。

☆そんなわけで、1つの学校について、1時間話すことが可能なのかどうか、チェックを入れてもらう意味で、思い出して記録しておくことは無駄ではないだろう。

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伸びる学校[050] 八雲学園の開放的な姿勢

☆本日29日9時から12時まで、八雲学園は学校見学会を行っている。11時に私が学校をさったときには100組を超えていたので、もっと多くの受験生・保護者が訪れていることだろう。

P6290100 ☆この学校見学会は、訪れた保護者といっしょに教員が学校内を縦横無尽に歩きながら、授業を見たり、質問に回答したりするシンプルな会である。

☆この時期まで、いわゆる学校説明会はまだ行わない。あくまでも学校説明会は9月から始まる。

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ヤング・アメリカンズ(3)アメリカ文化コンテンツとしてのプログラム

☆ヤング・アメリカンズのワークショップをいっしょに見学した岡部氏も、ブログでコメントをアップしている

☆その中で、ヤング・アメリカンズのプログラムの基本構造は、LAのユニバーサルスタジオのSpecial Effect Stages やフロリダのディズニーワールドのMonsters Inc、Lion Kingのアトラクションに似ていると指摘。

☆このようなワークショップ型のプログラムは、アメリカの文化コンテンツなのだろう。

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ヤング・アメリカンズ(2) 理念パフォーマンス

☆午後からのプログラムは、スペシャルプログラム。ライオンキングのミュージカルを凝縮したパフォーマンスとでも言おうか。

☆まずはヤング・アメリカンズのスタッフが、パフォーマンスを見せて、そのあと振付をしていく。はじめはリズムに合わせて型を覚える。そのあと音楽を重ねて、身体の躍動感と旋律を一体化させる。リズムから旋律へ。

☆しかし、今回はいきなりライオンキングから入らなかった。ヒップホップをやってからはいった。子どもたちの状態を見て、少しプログラムを変えた。理由はノリがいいからということだったが、なぜノリがよいからなのか。ノリがよければ、すぐスペシャルプログラムにはいればよいではないか。

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ヤング・アメリカンズ(1) ベネッセとコラボ

P6280042_2 ☆昨日から今日にかけて、大森学園高校のスタジオで、首都圏の学校の生徒が100人強集まって、ヤング・アメリカンズのワークショップ(写真はワークショップシーン)が行われている。

☆1962年からアメリカでは行われていて、すでに10万人の参加者だという。日本では始まったばかりで、参加者は4500人。

☆日本でこの活動を支えているのは、「NPO法人 じぶん未来クラブ」。ボランティアも600人が参加しているそうだ。

☆可動性があり、ダイナミック、かつ知性と感性の豊かなキッザニアやディズニーランドというような雰囲気の活動なので、お金をかけて広報活動をすると収拾がつかなくなるらしい。

☆中高の学校に広げていきたいので、ベネッセコーポレーションとコラボしたという。

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伸びる学校[049] 聖学院の挑戦

P6250096 ☆昨日25日、聖学院の学校説明会が行われた。山口校長先生から聖学院の精神、平方校務部長からは、校長の話をうけて、その理念が浸透している聖学院の教育について話された。そしてさらに教育改革としての入試改革が謳われた。

☆10時20分から行われ、12時15分ぐらいまで実施されたが、その後14時まで、多くの保護者が聖学院の先生方と個別に熱心に話をされていた。

☆いつもだと、これで学校説明会としては大成功だったと思うが、実は山口先生と平方先生の話の後で、「外から見た聖学院」というテーマで、外部シンクタンク4名によるクロストークが挿入された。

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進むベネッセ進学指導支援戦略②

進むベネッセ進学指導支援戦略①のつづき

☆「09年首都圏中学入試[84] 鴎友学園女子の新戦略② 企業とテクノロジーで連携 」の記事で、私立学校とベネッセとマイクロソフトが連携して、ロボットを作り、パフォーマンスを競うプログラム(CEP)について紹介した。

☆この動きが加速している。かつて私自身Honda「発見・体験学習」のプログラムデザインをしてきた経験からみると、このCEPは、リベラルアーツをコンパクトにシステム化したものであり、マテリアルはロボットとPCソフト。Hondaの場合もそのマテリアルはHondaの商品やあのアシモ。先端的ではあった。

☆ともかく、CEPでも、この先端的なリソースを活用して、生徒たちは協働して自分たちのアイデアを形にしていく。

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東大の教員教務「逆評定」本

P6210064 ☆東大生から「東大の教員教務逆評定 2009年度夏学期版」を見せてもらった。「恒河沙」というサークル?が制作しているようだ。

☆履修するときの貴重な情報らしい。年二回発行されていて、学内で大いに参考にされているらしい。

☆要するに効率よく履修するためのデータ。成績のつけ方が「大仏・仏・鬼・大鬼」なのかはたしかに重要だろう(笑み)。中には「神」や「天使」というのもあった。

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女子校の新たな使命か?

「2015年までに全ての子どもが男女の区別なく初等教育の全過程を修了できるようにする」これは、国連ミレニアム目標のひとつです。しかし、今もなお1億100万人の子どもたちが小学校に行くことができずにいます。そのうち男の子が4800万人。女の子が5300万人。(ユニセフ 2009夏のキャンペーン 女の子に学ぶチャンスを)

☆日本の女の子には関係がないかもしれませんが、本当にそうでしょうか?女性に対する伝統的な差別や習慣がまだまだ世界には残っています。

☆日本の女子教育が行われた当時は、実は同じ状況があり、女子の未来を拓くために女子教育は行われました。欧米からも女子教育の支援もたくさんありました。

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世間の中学受験の関心事

☆ここのところの本ブログのログ解析を眺めていると、オヤっと思う記事にアクセスが集中しているのに気づいた。

☆それは「首都圏 中学受験 2008 [54]」で、昨年の2月5日の記事だ。ロングテールといえばロングテールなのだが、急に世の人は何に興味を持ったのか?3日間ぐらいで300人がこの記事を見ていたのだ。

☆日能研が神奈川エリアから東京に進出し、首都圏に勢いを拡大する歴史について書いた記事だが、今更、そのことが誰にとっての利益なのだろう???

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10歳の壁

★昨日18日、NHKのクローズアップ現代で、「10歳の壁」のテーマが取り上げられた。トリニティ教育研究所の「ニュース」でそのことについて触れたら、すぐにアクセスが集まった。NHKの影響力はすごいものである。

→昨日書き込んだ記事「10歳の壁を乗り越えるには思考力???」

★そして、本ブログの中の過去の記事「08全国学力テスト“03” 9歳・10歳の壁を越えられない」にも検索によってアクセスされていた。まさにロングテール論そのまま。インターネット時代、反応がすぐに世界に伝わる。もっとも私のは日本語サイトなので、ドメスティックだが・・・。

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テストの意味[01]

☆毎年全国学力テストが行われ、今年もその結果分析の詳細が8月に発表になる。各紙・誌メディアは、それをどのように扱うかそろそろ準備に入るだろう。橋下知事の公表するしない問題もまだ解決済みとはいえない。

☆しかし、この世界同時不況の折、そういうドメスティックな反応だけでなく、日本の教育が世界の中で、この不況を乗り切る知を養っているのかどうかについても興味津津というところではないだろうか。

☆従来の「知識欠如モデル」ではなく「知識創造モデル」への転換が求められている時代にあって、日本の教育はどうだろうか?

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進むベネッセ進学指導支援戦略①

☆今月21日(日)、國學院久我山で、東大生20名による「文理選択相談カフェ」開催。対象は中高一貫校の高1生50名限定・有料。数校の私学の生徒が参加する予定。

☆仕掛け人はベネッセコーポレーション。世の中のキャリア・デザインでは、ビジョンやベクトルを考えるうえでは役に立つが、実際の生徒の進路の悩みに答えられないということに気づいた。

☆文理選択の際に、生徒側に文系とは何か、理系とは何かという情報が不足しすぎている。また、自分の実力をどのように評価するのか自信がない。このような情報の不足が不安に通じているということについて、進研模試の結果分析について学校の先生方や生徒たちと話し合っているうちに気づいたということのようだ。

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OECD/PISAレポート シングルスクールの重要性浮上か?

☆先月26日に、八雲学園の横山先生と聖学院の平方先生は、「女子校と男子校の本質」について、クロストークをした。その日のOECDのサイトでも、中等教育時代の女子と男子とでは、そのパフォーマンス(ほぼ学力のこと)、性格などについて違うことが明らかになり、この違いを無視する「ジェンダーブラインド」の状態から脱しなければならないというレポートが公開された。

☆そのレポートは“Equally prepared for life? HOW 15-YEAR-OLD BOYS AND GIRLS PERFORM IN SCHOOLProgramme”で、OECDのサイトからもダウンロードできる。

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伸びる学校[048] 聖ドミニコ学園の変化の秘密

☆本日11日、聖ドミニコ学園は創立55周年記念感謝ミサを行った。55年前といえば戦後であり、食べ物のなかった時代。あたかも無から民主主義国家を作り上げるかのような戦争の痕跡地からの出発だった。

☆5人のメール(シスターのこと)からスタートしたが、あれから55年、日本社会はなんて豊かになったのだろう。しかし、戦後の精神文化革命をと2人のシゲル(吉田茂と南原繁)を中心とするクリスチャン人脈が高らかに謳っていたことは、未だ実現していない。

P6110135 ☆いやむしろ後退している可能性がある。武田学園長は、聖ドミニコ学園の生徒に、その実現の松明の光を消さないように、世界の痛みを感じ、少しでも役に立つ生き方をするように祈った。

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なんかおかしいぞキャリア・デザイン

☆キャリア・ガイダンスやキャリア・デザインの活動は大隆盛。「13歳のハローワーク」の流れに乗って、学校も企業も、働く生きがい、生き生きした組織に目が釘付けだ。著書村上龍さんが司会をやっているカンブリア宮殿は、興味深いが、あんなに人を活かす組織、生きがいのある仕事というところにのみオチがある番組は、少し変ではないかな・・・と思わずにはいられない。

☆カンブリア宮殿に限らず、キャリアガイダンス関連誌はみな同じトーンだ。知識としてはR25もおもしろいが、やはり同じ。考えてみれば日経新聞やリクルートの系列だからやむを得ないかぁー・・・と萎える今日このごろ。

☆そんなとき、左腕のカメラマン林建次さんに会った。23歳の時交通事故で、右手の機能を失った。普通ならというか、キャリア・デザインに従うならば、右手の機能を失っても苦労をしない仕事を見つけ、そこの仲間に励まされ、仕事に生きがいをみつけるとなるはず。

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伸びる学校[047] カリタス女子 改革の歩みをとめないカトリック校 ④

カリタス女子の教育といえば、教科教室型運営方式とか、理数教育とか、書かせるカリタス、2つの外国語教育とかすぐに思い浮かぶわけであるが、たとえば、教科教室型運営方式の空間を見るとわかるが、それらの根底には「庭園発想」「先端技術」「対話思考」の三位一体がある。

P6040027 ☆庭園とは自然のメタファーであり、それはまた生態系という循環つまりキリスト教的には「ぶどうの木の樹液」のメタファーである。つまりはワイン。ということは庭園は瞑想の小宇宙でもあるわけである。特に日本の庭園は19世紀末から世界を席巻し、ユートピア都市建設のプロットタイプになった。まさにユートピアのアイデアのルーツである。ユートピア都市は総合芸術そのものでもあり、科学の粋の結晶でもある。回遊式庭園は、思索の道でもある。もちろん、知恵のリンゴのメタファーでもある。この葛藤は成長には欠かせない。カリタスの空間はそういう庭園空間。

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伸びる学校[046] カリタス女子 改革の歩みをとめないカトリック校 ③

P6040103カリタス女子の教育の特色に「書かせるカリタス」というプログラムがある。国語教育における読書感想文や小論文指導以外に、各教科のレポートもあるが、中3時の卒業論文が大きな創造的作業となっているようだ。

☆このプログラムの拠点は、図書館。入口から入るとパッーと広がる広場。そこに図書館と和室と中庭が集合している。ランチタイムになると、中庭で食事をとっているP6040127生徒たちの姿や図書室で読書したり調べ物をしている生徒たちの姿であふれる。

☆カリタス自身も、学校の中心は図書館であるというコンセプトで新校舎をデザインしたという。

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伸びる学校[045] カリタス女子 改革の歩みをとめないカトリック校 ②

P6040049カリタス女子の教育の特色の1つは、「教科教室型運営方式」。生徒たちは高2までは、いわゆる自分のクラスルームを持たない。ホームベースというロッカースペースの隣りの部屋をホームルームなどのスペースとして使用するが、それ以外は、生徒自らが授業の教科教室へ行くことになる。

P6040087 ☆各教科の教室は、「教科ゾーン」としてまとまっている。教科ゾーンでは、広い廊下に生徒の調べたことなどが展示されている。また、どの教科ゾーンにもセンターがあって、展示物やパソコンで調べたりすることができるスペースになっている。

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塾の学校選択の変化

☆この時期は、多くの私立学校で、塾対象説明会が実施されている。私もときどき参加させていただくが、参加しているメンバーの年齢層が若くなっているなと感じる。

☆そして知り合いが紹介してくれる若き塾の室長と情報交換をする機会もまたある。その知り合いがもともと拙著の「名門中学の作り方」(学研新書)と同じような考え方を持っているということもあり、類はなんとかで、やはり同じ質感を感じる室長を紹介してくれるのである。

☆合同説明会の中には三大模試のスピーカーが一堂に会して、受験について語る講演会を設定する興味深いものもある。今年覗いてみたが、なんだかんだといいながらも、偏差値で学校選択をしていてあまり変わらない。受験市場と私学市場の埋まらない溝に途方に暮れてしまっていた。

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伸びる学校[044] カリタス女子 改革の歩みをとめないカトリック校 ①

☆今年校長に就任した齊藤哲郎先生は、村井前校長のもとで6年間副校長を務め、カリタス女子の多面的な改革を推進してきた。本日6月4日の教育関係者対象の学校説明会で、まだまだ改革の歩みをとめないことを静かな情熱をこめて宣言した。

P6040039 ☆そして「かかわり」を大切にしたいと。経済を基盤とした競争原理社会は、個人の才能が基本だが、ともすると自由という美名のもとに個人主義が横行し、多くの人が生きづらいところにおいやられる危うさもあり、共同体が形成しにくい面がある。失われがちな人と人とのかかわりを子どもたちといっしょに大切にしていきたいと柔らかい口調だったが、カトリック精神に基づいた真理を語られた。

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伸びる学校[043] 武蔵中のアカデミズム⑤

☆5月30日の武蔵の学校説明会で話された数学科の教育方針も「自調自考」が染み渡っていた。本当に徹底している。

☆特別なことはやっていないが、どの単元をどの時期に行うかなどの話し合いは数学科ではよくやっている。結局、数学というのは、こうやって解けばいいというのはない。生徒が理解しようと考える以外にないわけだが、その考えている中に教師がはいりきれるものではない。解は行きつくところはいっしょなのだが、思考の過程は多様だし、その中からどの道を選択するかは生徒なんだということだろう。

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伸びる学校[042] 武蔵中のアカデミズム④

☆5月30日の武蔵の学校説明会では、各教科からの話もあった。国語科からは、国語の保守本道の話を聞けた。

☆武蔵の国語の授業では、テキストは原典主義であるということである。旧かな遣いの小説はそのままの原典を使うというのであろう。

☆教科書や最近の学習参考書の傾向はわかりやすいものの提供。

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伸びる学校[041] 武蔵中のアカデミズム③

☆5月30日の武蔵の学校説明会で、山﨑校長は行事の特徴についても語った。もう想定されるように、ここにも「自調自考」が浸透しているということ。

☆数多くある行事の中で、体育祭、記念祭、強歩大会は格別だそうだ。企画や構想はすべて生徒で行うからだ。もちろん、教師は事故に合わないように危機管理のバックアップに集中する。

☆「自調自考」は何も勉強だけではなく、イベントを企画するところでも役に立つのは当然だが、ここで大事なことは生徒同士のコミュニケーションと試行錯誤の環境があるということなのである。

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伸びる学校[040] 武蔵中のアカデミズム②

☆5月30日の武蔵中学校説明会で、山﨑校長は日本の教育を批判しつつ、その解決策をさりげなく語った。

☆日本の教育においてリベラルアーツがうまく機能しないのは、大学入試制度に問題があると指摘。与えられた問題に対応する解答パターンを当てはめれば合格できる問題を出題している限り、リベラルアーツをやっても効果がないと水は低きに流れるものだというのだろう。

☆しかし、武蔵はそいう時流や問題や解答を鵜呑みにせずに、出る杭を伸ばす「本物教育」つまりリベラルアーツを貫くのだと。

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