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ヤング・アメリカンズ(1) ベネッセとコラボ

P6280042_2 ☆昨日から今日にかけて、大森学園高校のスタジオで、首都圏の学校の生徒が100人強集まって、ヤング・アメリカンズのワークショップ(写真はワークショップシーン)が行われている。

☆1962年からアメリカでは行われていて、すでに10万人の参加者だという。日本では始まったばかりで、参加者は4500人。

☆日本でこの活動を支えているのは、「NPO法人 じぶん未来クラブ」。ボランティアも600人が参加しているそうだ。

☆可動性があり、ダイナミック、かつ知性と感性の豊かなキッザニアやディズニーランドというような雰囲気の活動なので、お金をかけて広報活動をすると収拾がつかなくなるらしい。

☆中高の学校に広げていきたいので、ベネッセコーポレーションとコラボしたという。

☆ダンス、ラップ、ポップス、ロックなど感性を研ぎ澄ましながらも解放するワークショップ。最後はショータイムというプレゼンになるのだが、大事なことはそのプロセス。

☆実にダイナミックなのだ。100人がダンスをするかと思えば、グループに分かれて練習をする。一対一でトレーニングする場合もある。

☆パーツとパーツの練習の合間にちょっとしたセルフエスティームを高めるプログラムもあり、盛り上がるし一体感が高まる。

☆昨日は、最初ははずかしがったり、どのように解放すればよいのか迷ったり、なじめなかったり、自分の殻をやぶることができない生徒も多かったが、パフォーマンスや音楽を介在することによって、人前で自分のダンスを披露できるほどにまでなっている。

☆「昨日から見ていたらよかったのに」とは今回の仕掛け人ベネッセコーポレーションの小村氏。子どもたちの心を開き、感性の響きを生みだしていく姿に感動すると。

☆ヤング・アメリカンズのスタッフは、ユーモアたっぷりだし、「パーフェクト」といつもほめ言葉をリズムにのってタイミングよく投げかける。パフォーマンスや音楽の力だけではなく、人間関係づくりのパワーがカギなのだ。

☆NPO法人のじぶん未来クラブ代表佐野一郎氏は「ある大手企業が人事育成のためにこのプログラムを研修に導入してくれています」と言うのには、そういう理由があるのだろう。

☆また佐野氏は「ミュージカルやハリウッドのアメリカでさえも、このようなプログラムがないと、学校で自力ですでにできなくなっているのだ」と。民主主義の国アメリカだからだと言って、トレーニングなしでディスカッションができるようになるわけではないと、ロサンゼルスの公立の校長が言っていたのを思い起こした。

☆それとヤング・アメリカンズのプログラムを採用しない州がひとつあるということらしい。テキサス州だそうだ。アメリカでもフラットなコミュニケーションではなく、上から目線のコミュニケーション文化の州もあるということだろうか。

☆それにしても、日本の学校で浸透するとおもしろいことになる。自分の殻、社会の壁をぶち破る精神を育成する感性教育として大きな影響を与えるだろう。もっとも感性教育という表現がもはや当てはまらないプログラムではあるが。

☆今回参加している生徒の出身校は、大森学園高校、聖光学院、実践学園女子、武蔵、広尾学園、田園調布学園、市川、宝仙理数インター、リセ。自分の目で判断し、自分で考えることを大事にしている学校、あるいはイノベーションにチャレンジしている学校ばかり。

☆自分と仲間をともに成長させる物語を自分たちで作っていく。ヤング・アメリカンズのスタッフの役割はあくまでコーチングとかファシリテイト・・・。

☆そういえば、コミュニケーションは英語で。しかし、英語の勉強のためになどという意図は吹き飛んでしまっている。

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