« 2つのエクセレントスクール[04] 豊島岡と共立女子の差異 | トップページ | 2つのエクセレントスクール[06] エクセレントスクールに向かう白梅学園清修 »

2つのエクセレントスクール[05] 本郷の教育の質飛躍

2つのエクセレントスクール[04] 豊島岡と共立女子の差異のつづき

☆本郷中があらゆる領域で活発な教育活動を開始しその成果をあげている。飛躍的な進学実績をあげ続け、本来ならそれで十分安泰なはずが、ここ数年リベラルアーツにも力を入れてきた。

☆そして、東京都高等学校対抗バンドフェスティバルでグランプリをとった本郷のメンバーがこんなことを言うようになった。フェスティバルのプレゼンで

オレらはただ大会やりに来た訳じゃなくて、ただ評価されるために来た訳じゃなくなくて、ここにいるみんなになんかメッセージ届けたいなと思ってここに来た訳で。音楽ってなんか人の考え変えることも出来るし、自分の考えだって変えることが出来るし、なんか人の事引っ張っていくことも出来るってそうゆぅ力もってるって思う。

☆本郷出身の北島選手のように勇気を放つ表現だが、これは本郷のミームのあらわれなのだと思う。高橋前校長、そして現校長の北原先生と続き、社会に貢献するその仕方は、「社会を変える」働きでなければという信念が前面にでてきている。その本郷のミームは、高松藩時代にさかのぼるのだろう。

☆イサムノグチが自らの作品を残す地を高松に求めたように、そこにイサムノグチが吸収し新たに自らの作品に変換させた本郷中も共有するミームがあるに違いない。

☆ところで、なぜこのフェスティバルでいままで本郷は成果をあげてこなかったのか?それはこのフェスティバル、今回が第一回だったのだ。時代が新しい芸術活動を学校に求めてきた矢先、この結果をだした。ここに本郷のリベラルアーツの価値があるのではないか。

☆今まで見えなかったタレント、つまり大学受験勉強だけやっていたのではつまらないぜという精神がどんどん形となって表現されてくるのが今後の本郷の教育活動だろう。

Hongo_2 ☆全国珠算教育連盟主催の競技会で日本一の木塚さんも在校生だ。まんが甲子園でも活躍している在校生がいる。将棋の大会でも全国代表校にはいっている。日本物理学会のJr.セッションプログラムでもプレゼンしている。

☆生徒ばかりではなく、社会科の横山先生は「公民と数学・英語のコラボレーション」という授業で読売教育賞最優秀賞を受賞している。

☆表にはまだ出てきてはいないけれども、本郷の数学は考える数学で、受験数学を超えて、複眼思考の認知科学のようなプログラムを開発している。これはまったくイサムノグチ的なのだけれど、ここにもミームは浸透しているわけだ。

☆正門からはいると一面芝のグランドが広がる。このランドスケープは庭園だ。正門から校舎にはいってそれからグランドを眺めるのが一般的なデザインだが。事務室は奥まっていて、そこまで緑を右にして歩いていく。この道ゆきが脳科学的には良い効果があるのだと思う。開成にも麻布にも庭園発想がミームとしてあるが、本郷にもあるのだ。3校とも幕臣が創った学校であるから当然なのかもしれないが。

|

« 2つのエクセレントスクール[04] 豊島岡と共立女子の差異 | トップページ | 2つのエクセレントスクール[06] エクセレントスクールに向かう白梅学園清修 »

教育イノベーション」カテゴリの記事