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「現代の教育学」を私学的切り口で読む【04】 美 補足

☆≪「現代の教育学」を私学的切り口で読む【04】 美≫で、こんなことを書いた。

私立学校は、教育の範囲があるから、アポロ的とディオニュソス的の両極のバランスをとるか、統合するかどちらかの創意工夫がある。公立学校は、アポロ的を超自我の領域とし、ディオニュソス的領域を無意識とし、この領域を抑圧する。美において公立学校は、顕著なほど論理と抑圧と道徳に終始する。ここに創造性は発露しない。一握りの生徒が芸術性を評価されて終わる。一方私立学校は、美においてすべての生徒が創造性を有し、多様に表現をするのを本意とする。

☆このような生徒一人ひとりの創造性を美学を通して広げている私立学校を列挙すると、

共立女子、八雲学園、麻布、武蔵、女子学院、立教女学院、聖学院、女子聖学院、本郷、武相、桐光、カリタス、神奈川学園、聖園、湘南白百合、藤嶺藤沢、世田谷学園・・・。

☆廊下などをギャラリー風にしている私立学校も含めると、かなりの私立学校を列挙することになるが、自分の生きる道の美学を見つめ、迷った時に選択判断できる基準を育成するプログラムを構築している学校を列挙した。また本郷や世田谷学園のように美学は必ずしも芸術科目のプログラムでない場合もある。聖学院のように美学が教育空間そのものに埋め込まれている場合もある。

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