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伸びる学校[059] 佼成学園女子の魅力 【了】

佼成学園女子の部活もおもしろい。部活やクラブはどこの学校でもあるのだが、その表現が実に同学園の質を映し出しているのである。

☆正門から生徒は一礼(必ずしもすべての生徒ではないが、この自分を見つめ空にする瞬間の意義については先生方が議論している最中)してはいる。すると吹き抜けのロビーが広がる。

☆茶室的発想だし、フランク・ロイド・ライトが好んでデザインした空間手法だ。人間関係は自らを謙虚という空にし、心を開放的にしなければ、うまくいかないが、その両方をこのエントランスの空間が演出してくれる。

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☆そこには、書の道があり、スポーツの道の痕跡がある。両者に共通するのは、自己の道と同時に公共性だ。書も茶も一見自分の道をただ歩んでいるようにみえるが、それは寛容にも他者をもてなし、真理の道へいざなう空間デザインの創造。スポーツもチームプレイが必要ではあるが、自らの能力を高める努力が大切。誰のためにか、自分のためにそしてチームのために。

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☆横断知で最も重要な点は、知識のクロスカリキュラムの形成ではない。自己と他者の差異を尊重し、共通点を見出していく見識、つまり道であり、教養の育成なのである。

☆この自己と他者という、もはや今日相容れない価値のぶつかり合う両者をどうして分かりあうようにすることが可能なのか。それは佼成学園女子の教育理念にある。その理念の根本には同学園は宗教がある。

☆宗教は、とかく排他的なのは、9.11以降目にし、耳にしているだろう。しかし、同学園の宗教理念は、国連所蔵のノーマン・ロックウェルのモザイク画に通じる。民族、人種、信条を超えて共通する宗教理念を尊重しているのだ。それはエントランスホールに掲げられている写真が物語っている。

P8280360 ☆創立者庭野日敬とマザー・テレサが対話している写真がそれである。佼成学園女子の教育の質はかなり見える化されているが、それが見えるかどうかは結局は選択者の価値観にかかっている。

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