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受験市場オススメの中高一貫校 [2]

☆「受験市場オススメの中高一貫校 [1]」で、「クオリティースクールもエリートスクールもエクセレントスクールにシフトする動きを鮮明にだすことによって、受験市場の意識も変わるし、変わらなくても結果的には私学市場ともっと協調できるわけである」と述べた。

☆この可能性のあることを裏付けるアンケート結果は、「生徒や保護者に勧めたい」学校ベスト20である。クオリティスクール、エクセレントスクールが88%占めているし、そうち半分はクオリティスクールだ。

☆もっともクオリティに注目して勧めているかどうかはわからない。やはり大学進学実績や現在実績が伸びている学校を選んだ結果たまたまそうなったのかもしれない。まずはベスト20をみてみよう。

1 市川

2 三輪田

3 帝京大

4 本郷

5 早稲田

6 渋谷教育学園幕張

7 芝

8 足立学園

9 常総学院

10開成

10恵泉女学園

12国府台女子学院

13渋谷教育学園渋谷

14吉祥女子

14京華

14品川女子学院

14女子聖学院

18大妻

18城北

18女子学院

18豊島岡女子学園

18富士見

18慶応義塾普通部

18桐光

☆こうして見てみると、女子学院や桐光は別として、わりと安心・安全志向の生き方がベースになっている教育観の学校が選ばれている。メリトクラシーを受け入れながら、その中で痛みを背負いながらリーダーとして生きていく。矛盾の中でがんばるけれど、生活は安定できるということか。

☆麻布、共立女子のように批判的・創造的思考力をフルに発揮しながら、生活を作っていくというタイプの学校が入っていないのは、世界同時不況の影響だろうか。

☆かつて麻布と栄光の両方を合格した生徒の母親と父親が最終的にどちらを選択するか喧々諤々になったシーンを思い出した。母親は思想的影響のリスクは回避したい、父親は自由に自分のやりたいことを見つけるチャンスがある方がいいじゃないかと。

☆どちらの気持ちもわかる・・・。

☆さて、いずれにしても大学進学実績を基準に選びながら、それ以外の付加価値は何かをプラスアルファ―的な感覚で勧めているのが受験市場の現状だろう。このプラスアルファ―の部分が前面にでてくる可能性はある。金融資本主義からクリエイティブ資本主義にシフトする動きがもっとはっきりしたときがそうなるだろう。

☆産業資本主義・金融資本主義よりは、クリエイティブ資本主義の方が、私学市場のベースであるクオリティ資本主義に近いのだから。

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