≪公私協力プロジェクト≫ 新局面ひらく
☆「10月24日、中村学園で、公立中高一貫校である両国と白鴎、私立の安田学園と会場校中村が合同説明会≪公私協力プロジェクト「4校合同説明会」≫が開催される」については、≪今秋 神奈川と東京の新しい合同説明会 私学の存在理由を問いかける≫という本ブログ記事で紹介した。
☆この≪公私協力プロジェクト≫の中心人物である中村中の教頭梅沢先生からこんなメールをいただいた。
江東区小学校PTA連合会がこの企画に賛成し協力をしてくださることになったのです。当然区教委にも依頼し了解を得て、江東区内の全小学生にご案内ができるようになったのです(とは言え4~6年生としました)。こんな事が起こるのですね。まさに創立百周年に相応しい出来事と大変喜んでいます。これは、中村と地域のコミュニティーが新たな扉を開けた瞬間ですね。
☆中学受験としてとらえるならば、受験市場にPRすればよいので、その領域を超える必要はないわけだが、教育市場としてとらえるならば、広く地域を巻き込むことはよいことである。
☆公立の教育と私立の教育の差異は、最初は経済格差などを浮き彫りにしてしまうかもしれない。しかし、考えたり、知識を広げたりする教育方法論の格差については切磋琢磨することができる。
☆受験市場は経済というお金の競争であるが、教育市場は本来知という質の競争である。ある意味、今話題の友愛社会路線だ。≪公私協力プロジェクト≫のユートピア的発想を受け入れる江東区教委には、見識者がそろっているのかもしれない。本来の市民社会のものの見方が広がる契機となってほしいものだ。
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