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09≪横断力スコア≫首都圏女子校

09≪進路力スコア≫首都圏女子校のつづき

☆すでに「09≪横断力スコア≫首都圏男子校」で、「おそらく日本の20世紀型エリート教育ではまず評価対象にならなかった側面だろう。≪私学の系譜≫としては、まさにこの知のインターフェースこそが真骨頂であったはずである」と書いたが、女子校の【横断力】スコアの表を見ればわかるように、この項目の評価がまだまだ正当になされていない学校が、女子校にはいっぱいある。

09 【横断力】
○総合学習と他の教育活動の有機的結合力
○あらゆる教育活動でのIT活用力
○他教科に刺激を与える芸術教育力

☆女子学院の独特な教育は、やはりこの【横断力】がかかわっている。しかし、そこを評価する視点がないと、女子学院の大学進学実績や偏差値を桜蔭と比べ、もっと東大や医学部に進学してもよいのではないかという、20世紀型エリート教育の視点で批判するようなことになる。

☆JG自身は、そういう20世紀型エリート主義の危うさを逆にクリティカルシンキングで警鐘を鳴らす教育を行っている。そしてそれが女性が社会でクリエイティブな仕事を生みだして生き抜き社会貢献していく道を拓いている。知のインターフェースはJGの大きな特色である。

☆白梅学園清修は、開設以来4年目を迎えている。この共学化時代に女子校で出発したのは、やはりまだまだ男女格差がある時代に、女性の社会進出をサポートする学校を創りたいという建学の精神を継承したからである。

☆女性の社会進出は、男性と能力競争をするのではなく、21世紀が求めているクリエイティブな人材が巣立つ環境を創ることによって果たそうとしている。

☆それには【横断力】が欠かせない。教育空間からカリキュラム、部活の新スタイル=エリアコラボレーションまで、すべて知のインターフェースという化学反応が起こる環境を創りだしている。

☆共立女子も、芸術とことばの連携が浸透している。洗足学園は、もともとが音楽の教育をやっており、そのエッセンスが色濃く残っている。桐光も科学と哲学の融合活動が進路指導とDNAのようにからんでいる。

☆神奈川学園は英語教育とIT教育と進学実績の伸長が目立つが、本当は芸術と探究活動の骨太の教育が特色だ。学園祭に足を運べばそれはすぐに了解できるはずだ。

☆立教女学院もパイプオルガンと庭園キャンパスと論文とダンスがストーリーを創作する知でぶどうの樹のようにつながっている。

☆このように女子教育の【横断力】を見ていくと、品格とは何かについても理解ができるような気がする。

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