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併願の仕方とクオリティスクール[03]

併願の仕方とクオリティスクール[02]のつづき。男子の併願校の傾向から気づいたこと。

※四谷大塚の入試情報センターのサイトに入ると、「合不合判定テスト」で配布した資料をPDFでダウンロードできる。第2回(2009年10月18日)の判定テストの配布資料には、男子と女子の併願校が公表されている

☆慶応普通部の最も多い併願ラインは、「立教新座―慶應湘南藤沢―慶應中等部―芝2―逗子開成」。たいへんわかりやすい。エクセレントスクールとしてのクオリティスクールばかりで組み立てられている。

☆国学院久我山の場合も「立教新座―国学院久我山2―海城2―芝2―国学院久我山3」となっていてる。

☆駒場東邦の最も多い併願ラインは「立教新座―聖光―浅野―芝2―渋渋3」。2月3日は、海城2や筑駒も多いが、併願校から見ただけだと、麻布や開成を脅かす存在とはいいにくい。本来駒場東邦の教師と生徒の対話の暗黙知はたいへん高度であるが、それが生かされない可能性がある。もったいない。

☆サレジオ学院は、カトリック学校ではあるが、大学進学重点校だと誤解されている可能性がある。学校法人と修道会とは違うとはいえ、両者のゆるやかなカップリングは重要だと思うが、そこの部分は、併願校からは見えにくい。ミッションを前面に展開していかないのかいけないのか、それが問題だろう。

☆逗子開成の最も多い併願ラインは、「市川―鎌倉学園―浅野―鎌倉学園2―逗子開成3」。鎌倉学園の場合は、「函館ラサール東京会場―逗子開成―浅野―鎌倉学園2―逗子開成3」である。そして、浅野の場合は「渋幕―サレジオ学院A―栄光―聖光2―逗子開成3」。神奈川エリアの男子校の学校の宿命・・・か。

☆神奈川エリアの男子校は、何らかの大きな改革が必要。おそらく水面下ではいろいろ話し合われているのだろう。しかし、それは一朝一夕ではうまくいかない。もっとも革命的なことを起こし、神奈川エリアの男子校を活性化できるポジショニングはサレジオ学院にあると思うのだがどうだろうか。カトリックミッションに従って、man for othersの精神でいけないものか。まずは麻布や栄光、暁星のような入試問題を出題するなどしてもよいのではないだろうか。

☆逗子開成や聖光の入試問題の傾向は、少し探求型に向いているから、サレジオ学院がそのような問題を出せば、もっと拍車がかかるだろう。これで、神奈川エリアの男子の受験勉強のスタイルは、大きく探求型受験勉強にシフトするだろう。

☆世の中チェンジという言葉が流行しているが、本来的なチェンジは、思考力と表現力の広がりに拠るだろう。

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