一日一言 新渡戸稲造【020】
一日一言 新渡戸稲造【019】のつづき。
☆12月21日 記憶の力
心に残ることも、その人の意志によって、おさめることができる。・・・・・・耳や目にけがらわしい言動などは、みなさっぱりと忘れたいもの。永久にとどめておきたいものは、人から受けた恩や見聞した人の徳である。
☆記憶というと基本的な知識を覚えることを意味するとイメージしがちである。しかし、新ブルーム派によると、知識の次元というのは4段階ある。気づきや自分を知るという意味での知識の段階は、第4番目のステージ。メタ認知としての知識の段階である。
☆さらに認知のプロセスは6段階。新渡戸稲造の言う「人から受けた恩や見聞した人の徳」は、自分の人生を生みだすモデル。とするならば、創造という認知の最終段階。
☆学びのTAXONOMYのテーブルは、4段階の知識×6段階の認知過程のマトリクスでとらえるのが新ブルーム派。新渡戸稲造はそんな学びの理論をすでに暗黙知としてつかっていたわけである。
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