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クオリティスクールの新コンセプト[012]

クオリティスクールの新コンセプト[011] のつづき。

☆筑駒の生徒募集はすでに締め切っているが、昨年比11%減。07年と比べても同様。ということは急に減ったということになる。学芸大や東京大学の附属中学もやはり減っている。

☆国立だからデフレスパイラルの影響で減るというわけではないはずだ。どういうことだろうか?

☆東京都の公立中高一貫校の生徒募集は今月20日から始まるから、まだ全貌は見えないが、国公立は分散したということか?

☆デフレスパイラルで、量から質へという動きが、無理な学校選択ではなく、自分にあったそれでいてクオリティの高い学校を選ぶという方向にシフトさせているのかもしれない。つまり、受験市場から私学市場への転換。

☆だとすると、デフレスパイラルは負の影響ばかりではないことになる。市場の多層化が市場の原理を活性化し、質を磨きだすという契機になっているのかもしれない。

☆となれば、受験市場も今後活性化する。もはや塾側から学校に教育理念を捨てろとか宗教をやめたらとか抑圧するコミュニケーション不全症候群やアンチ教養というルサンチマン(嫉妬、やっかみ、怨念・・・)は、受験市場からなくなるだろう。

☆ただし、ある時代そういうパフォーマンスは必要だった時代もある。私学市場の中に一部ではあるが官尊民卑的な発想の雰囲気が力をもっていた時もあったからだ。歴史や時代を読み違えると、とんでもないことになるという例だろう。

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