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クオリティスクールの新コンセプト[013]

クオリティスクールの新コンセプト[012] のつづき。

☆神奈川エリアの女子校で、この厳しい中で生徒の応募者が順調に増えているのは、相模女子と鎌倉女学院、中央大学山手女子、捜真、横浜雙葉、横浜女学院、洗足。

☆横浜雙葉、横浜女学院、洗足は、今やその教育の質が多くの受験生や保護者に浸透しているので当然かもしれない。鎌倉女学院もその戦略的な生徒募集や教育システムのパワーは広く認知されている。

☆相模女子の場合は、2004以降、新校舎の空間デザインが、教育のビジョンをシンボライズするようになっていて、それをベースに着々とフラットなコミュニケーションが広がっている雰囲気を形成しているから、そういう質感が認知されつつあるのだろう。

☆捜真は、もともとクオリティの高い教育を行ってきたうえに、さらに進学指導にも力を入れるようになった雰囲気が伝わっているのだろう。

☆中央大学山手女子は、MARCHとの高大連携(捜真もそうだ)を仕掛けている中高一貫校が人気ということもあるが、ホームページを見て、驚愕したが、聖光の数学科の森先生が新教頭として就任することになっているその戦略的手腕にあるのではないか。

☆森先生といえば、私学の数学科の先生方の中にも多くのファンがいるぐらい、私学数学界のリーダー的存在である。

☆大柄な先生で、授業は大胆であるが、その準備や生徒とのやりとりのきめ細やかな指導には定評がある。授業の前に生徒のモチベーションを燃やしたり、授業後の生徒の数学的質感を高める指導方法を学びたいと集まってくる他校の数学科の先生方がたくさんいるのである。

☆中央大学山手女子が進学にかなり真剣であることは確かだろう。IBコースというかなりハードルの高いカリキュラムもつくりつつ、現実路線に大きくかじを切ったわけである。今後どう展開していくのか、少し気になる存在になるかもしれない。

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