クオリティスクールの新コンセプト[025]
☆20日、東京エリアの私立中高一貫校の出願が始まる日の読売の朝刊「編集手帳」で、「銀の鈴社」(本シリーズ[022]で紹介)が編集発行した「漢字のかんじ」(杉本深由紀詩集 ジュニアポエム№200)が取り上げられた。
☆「ちょっと風変わりな詩集」と評されている。これは読まずにはいられない。と、おもっていたら、以心伝心贈っていただいた。言の葉が風にのってやってきたかんじ。
☆ページをパラリと開いて最初に目に飛び込んできた文字は、「×」。受験シーズンにはドキッとする記号だ。しかし、なんてすてきな記号なのだと、すぐに心変わり。
☆詩の一部を引用しよう。「爽(さわやか)」という題の詩。
爽やか
という字のなかで
しずかに またたいている
× ×
× ×
は きっと ほし
☆「爽」の漢字の背景に大空がある。その向こうにみえないけれど星があるように、「爽」の漢字のなかにある「人」のこころのおくにもキラリとひかるものがあるという詩だ。
☆ものの見方をガラリと変える想像力をひきだすのが詩。受験生にとっては、楽しくないこともあるかもしれないこのシーズン。でも、すべてが未来への準備となる。
☆そんなことをかんじた。
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