クオリティスクールの新コンセプト[037]横浜女学院に/の風
クオリティスクールの新コンセプト[036]中学受験生へエールのつづき。
☆毎年毎年受験生が集まる横浜女学院。今年も集まっている。いったいそれはなぜか、今業界の仲間たちの中で語られている話題の1つだ。
☆よい学校であることはわかるが、だからといってこのご時世にこんなに人気があるのはなぜか?何か新しい教育プログラムでも開発したのか?ということについて議論されているのだろうか。
☆たしかに不易流行を真摯に実行しているわけだから、そうなのだろう。ただし、その変化は入学してきた生徒1人ひとりの才能にこだわるから変化するのであって、その才能を見出そうとする教育は不易なのである。
☆生徒1人ひとりにぴったり合う教育。このプログラムをマニュアル化することなどできない。かつて訪れた時、在校生は「この学校、優しい風が吹くんです」と語ってくれた。
☆今思えば、自分のことをわかってくれる優しい雰囲気に包まれているのですということだったのはないか。
☆かつて合同説明会で、平間教頭先生がこう語ったのを思い出す。
お母さん方、学校をどんな基準で選びますか?偏差値ですか大学進学実績ですか?もちろん、横浜女学院の偏差値も大学進学実績も上がってきていますよ。でも大事なことは教育そのものです。「愛と誠」こそ大事なのではないでしょうか。
☆横浜女学院も熱い。クールジャパンを通り越してコールドジャパンになってしまっている日本社会。凍てついた社会を溶解するのは、横浜女学院のような熱い教育。
☆その温度差が、風を呼ぶ。
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