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一日一言 新渡戸稲造【054】

一日一言 新渡戸稲造【053】のつづき。

☆1月24日 小因大果

西暦1712年の今日はフレデリック大王が生まれた日である。彼の大いなる志と大いなる偉業は、今日になってその効果を示しつつある。物事が偉大か否かは、結果が表れて初めてわかる。結果の及ぼす果実はどれほど大きく、どれほど長く続くか、計りしれない。・・・・・・

☆結果が大事であるが、これは目先の結果ではあるまい。

☆フレデリック大王は、啓蒙君主と呼ばれる通り、自ら「反マキャベリ論」を書いているぐらい。君主は国民の主人ではなく、サーバントであるという立場で、社会契約的国家観・君主観を持っていたようだ。

☆バッハの「音楽の捧げもの」は、フレデリック大王にささげられたもの。ヴォルテールとも親しかったという。

☆マリア・テレジアとは宿敵で、国際政治や戦争の正当化論などは、今日もヒントになる。大王の残した結果とは、戦争に勝ったとか負けたとかいうものではない。

☆文化と知の遺産そのものである。

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