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一日一言 新渡戸稲造【060】

一日一言 新渡戸稲造【059】のつづき。

☆1月30日 家庭の円満

家庭が円満なことは、他人が見ても心地よく、天下泰平の基も夫婦親子が仲睦まじいことが基本である。家がまとまって初めて国が治められる。・・・・・・

☆問題はどんな国家かである。国家によっては、家族の形態も変わる。

☆家父長的な家族だったら、どうなのだろう。

☆核家族でありながら、構造的にはあまり変わらない場合、時代の精神とぶつかることも多いだろう。

☆どんな家族になりたいのか、どんな国家であってほしいのか、いまだ議論されていない。新渡戸稲造の時代は、議論の最中だったのだろうが、一般市民にまでその動きが浸透していたかどうかはわからない。おそらくすべてが過渡期だったにちがいないし、結論をみないまま見切り発車で進んできた私たちの日本社会の歴史。

☆どこで議論できるのだろうか。結局教育の場でしかその時間がない。

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