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クオリティスクールの新コンセプト[042]東京・神奈川中学入試始まる

クオリティスクールの新コンセプト[041]中学受験不況知らず???のつづき。

P2010896 ☆今日2月1日、東京・神奈川エリアの中学入試が始まった。集合時間の1時間以上前に、各塾の講師が各中学の正門前に並ぶ。静かに心をこめて握手をして受験生を見送るシーンは中学入試の風物詩でもある。(写真は本日7時30分ころの麻布正門前の風景)

☆見送る塾講師だけではない。入学後入塾してもらおうと新たに勧誘する塾のチラシもまかれる。英語専門塾などの中学から勉強をサポートする塾の宣伝である。

☆たしかに受験生にとって共に学びサポートしてもらってきた塾の講師と握手するシーンは感動的だし、サポートしてきた側にとってはドラマかもしれない。しかし、本当にともにがんばってきた受験生と講師は、合格するまでは互いに感動しあうことをしない。

☆そんな集中力をそぐようなことを互いにするはずがない。手を強く握り、視線を合わせるだけだ。地味ではあるがそんなシーンがここかしこにあるものだ。あっあれだなともはや当事者でなくなって久しい私はそういうシーンを自然と探してしまう。その点は今も昔も変わらないからだ。

☆緊張しているというより柔らかく力強く集中している雰囲気が伝わってくる。この感情の流れは受験市場の中ではなかなか良きものである。

☆しかし、入試当日ほど、私学市場と受験市場の境界線がはっきりすることはない。この境界線を横断できるのは、受験生と保護者であり、学校と塾との間には明確に踏み越えられない目に見えないラインがある。

☆私学市場がなければ、受験市場はないが、受験市場がなくても私学市場は存在するのだから。

☆見送る人、勧誘する人は、選抜する人ではないのである。かつてある中学受験塾は、合格販売株式会社と自らをそう呼んだときがあった。明快に私学市場をサポートする受験市場の役割分担を演戯=ロールプレイすることで、受験市場を形成した。

☆それが横柄というか驕りというか、いつしか受験市場が私学市場を支えている→造っているという幻想に陥った。しかし、今受験市場は原点回帰に迫られている。

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