クオリティスクールの新コンセプト[044]午後入試から雨
クオリティスクールの新コンセプト[043]教育学者も政策者も麻布の入試問題を見ようのつづき。
☆2月1日の午後入試は、雨が降り始め、気温も低くなり寒くなった。昨日まで暖かい陽気であったが、入試が始まるや、入試らしい天候になった。入試の緊張感を天気も演出。
写真は八雲学園の午後入試のシーン(2010年2月1日13時45分)。午後2時から受験できるグループと午後3時から受験できるグループに分けている。午前中の入試の終了時間に合わせ柔軟に対応できるよう配慮されている。470名以上の応募があるため、受験生がとぎれることなく正門を通過していた。
☆最近の中学入試は、一回の受験料で複数回数出願可能なケースも多いため、同じ日に他の学校も併行出願することができる。
☆つまり、多校複数回併行併願が可能。そのため、2月1日から応募者数を下回る実受験者数となる場合も多い。
☆私立学校にとっては応募者数の読みにくい入試になっている。しかし、名目上の応募者数を集める工夫と実受験率(=実受験者数/応募者数)を上げるためにはどうしたらよいかという創意工夫ができるため、教育の質を向上させる良ききっかけにもなっている。
☆このように首都圏エリアの私学市場は自己組織化できるノウハウを98・99年の私学危機以降開発・蓄積してきたのである。
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