クオリティスクールの新コンセプト[065] 女子御三家のResponsibility ?
クオリティスクールの新コンセプト[064] 立教女学院の人気のつづき。
☆いわゆる女子御三家の生徒募集の推移を見てみよう。2004年と2009年はサンデーショックだから、二つの山になっているが、それを考慮すると、生徒募集の数は変わらないということだろう。
☆この生徒募集の数が不変ということは、何を意味するのだろうか。
①教育理念を保守しているという点が変わらない。
②≪私学の系譜≫をしっかりと守り、私学のリーダーとしての気概が変わらない。
③富裕層かつ学歴エリートの子弟の教育拠点として変わらない。
④世界の痛みを引き受け解決する努力をする人材育成の拠点として変わらない。
⑤新たな世界の変化のリスクをヘッジする国際社会のリーダー輩出という点で変わらない。
☆JGのように、③以外を標榜している場合は、受験市場と明確に画くするラインがわかるが、もしも残りの2校が、かってに受験市場が騒いでいると無視を決め込んでいたとしたら、それはSocial Responsibilityの問題があるかもしれない。
☆本当のところはわからないが、≪私学の系譜≫としての気概をもって、世界を変えようという動きが教育の中に積極的にあるかというと、JG以外は発信していないような気がするが・・・。
☆もしもそうであるなら、ここはファーストクラスの領域として、受験市場に預け、世界を変える教育をする私学をクリエイティブクラスとし、私学クリエイティブクラス市場に今後を期待するということになるのか。
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