クオリティスクールの新コンセプト[075] 田園調布学園が強いわけ
クオリティスクールの新コンセプト[074] 東京女子学園で自分らしく輝くのつづき。
☆田園調布学園は今年も生徒募集戦略は成功だった。定員200名3回入試で、ファン層の厚い学校であるから、1,000人以上総応募者数が確保できれば、安定した入学者数を維持できる。
☆隔年現象はあるものの、2000年以降の推移をみても、常に1000名以上の総応募者数を維持している。いったいこれはなぜなのだろうか。
☆それは卒業生と話してみればすぐにわかる。捨我精進というシンプルな教育理念があらゆる教育活動に浸透しているだけではなく、生徒1人ひとりの心の座標j軸になっているのである。
☆そして学校選択者からみれば、次の12の項目はすべてかなりの水準で満足度を満たしている。
(1) 自己実現プログラムの自覚的実行力
(2) 教師の創造的コミュニケーション能力
(3) 時代の変化への対応力
(4) 本格的論文編集指導力
(5) プログレッシブな授業構築力
(6) 総合学習と他の教育活動の有機的結合力
(7) 現地校で耐えられる英語教育力
(8) あらゆる教育活動でのIT活用力
(9) 他教科に刺激を与える芸術教育力
(10) キャリア・デザインとしての進路指導力
(11) 生徒の潜在能力を引き出す教育空間デザイン力
(12) 説明会の表現力(教育理念の具体的展開のプレゼン)
☆これら教育活動のみならず、学校の財務状況もオープンである。教育と経営は両輪であるが、その両方にかかわっている教職員がまずオープンマインドなのである。
☆つまり、教職員と生徒にも捨我精進の心が染み渡っている。
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