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クオリティスクールの新コンセプト[077] 東洋英和中学の不易流行の兆し

クオリティスクールの新コンセプト[076] 3月10日東大合格発表日に東大に結集する学校?!のつづき。

☆東洋英和の今春の応募者総数は、昨年対比61.2%。昨年がサンデーショックの年だったということを考慮したとしても、2回入試を始めた2003年以降の中で最も少ない生徒募集数である。

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☆もちろん、定員110名2回入試で、やはりファン層が固定している東洋英和の場合、総応募者数が500人集まれば、入学者は安定的確保が可能である。それゆえ学校当局は、隔年現象あるいは景気不安の時代情況ゆえ、今年は少なかっただけで、来年はまた増えるだろうと見込んでいる可能性がある。

☆それはそれでよい。たしかに、外から見ていると、不易流行の不易の部分はしっかりしているし、進路先実績もよい。だからファン層の固定化は崩れにくいだろう。

☆ただ、この減り方はそうも言っていられない。激しい時代の変動の中で、キリスト教の理念自体への興味が薄れている残念な情況の中で、理念の現代化を進める必要もあるだろう。

☆不易流行の流行の部分を少しは押し進めるということではないか。「少しは」というのは、生徒のデフォルトが高いだけに、基本的にはのびのびとした校風や雰囲気は損なう必要はない。

☆だから、科学の最前線への新たな取り組みをちょっとするだけで、学内は盛り上がるだろう。そういういう意味では、前回ご紹介したベネッセとマイクロソフトが主催している「ロボットを作ろう、動かそう」プロジェクトに参加するのは意味があるとは思う。

☆しかし、立教女学院のような独自のARE学習のようなプログラムに取り組むのも肝要だと思う。もっとも表現していないだけで、すでに存在していると思う。名づけの問題なだけだとは思うが。

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