2010東大合格発表シーズン⑦ 桐光・洗足に期待
2010東大合格発表シーズン⑥ 共栄 東大合格者輩出のつづき。
☆2004年以降桐光学園から東大合格者は4名から6名輩出されていたが、昨年は理Ⅲ1人。そういうこともあるだろうと思っていたが、やはり今年は4名合格した。桐光のデフォルトは、今のところこのぐらいはすでに十分あるという証拠なのだが、実はそろそろ次のステージに移行してきた潜在力が膨らんでいるはずだ。
☆とくに今年東大の試験は難しかったというか、ひそやかにクリエイティビティとクリティカルシンキングをテストする問題が散見していたように感じる。もしもこのような問題が主流になれば、従来のいわゆる受験勉強では難しくなるかもしれない。
☆しかし、そのときこそ桐光学園は今行っている新しい学びのシステムの本領を発揮するだろう。
☆洗足学園の昨年東大合格者は4名。今年は5名。桐光学園同様改革を続けてきて、生徒1人ひとりの潜在的な力を豊かにしてきた。そしてこのぐらいの成果が結果的にでる教育力の質をアップさせてきた。
☆しかし、今行っている新しい学びのシステムはこんなものではない。相当思考力と表現力を鍛えるプログラムが先生方によって独自に作られている。
☆帰国生とか模擬国連とか外部の力をオープンに取り入れる時代から教師自身による創意工夫の文化資本の生産がフル稼働するようになっているのが両校の特色。もちろん外部要因の変化に目配りは欠かさない。今後さらにおもしろい展開となるだろう。
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