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2010東大合格発表シーズン② 入試問題に変化?☆!

2010東大合格発表シーズン①のつづき。

☆まさか東大の入試問題に変化はないよなぁと思うが、現代文で出題された阪本俊生さんの「ポスト・プライバシー」の問いは、今までと違うような気がする。

☆小野十三郎さんの文章に対する問は、従来通りで、小野さんが詩人であることを知っていようがいまいが、文章の枠内のリテラシーで解ける。

☆しかし、阪本さんの文章で問われている問いは、読解リテラシーの領域を超えている。東浩紀さんのポストモダニズムな人間観や若者像について知っていたほうが解きやすい。

☆キャラクターとキャラの二言論のうちキャラクターが無化していく商品流通過程の話をしっているほうが考えやすい。ざっくり言ってしまえば、近代→ポストモダン→トランスモダン→?という思想の枠組みの微妙な変化について、日頃から議論する環境があるかどうかで、差がついてしまう・・・。

☆読解問題であるが、思想的背景がものを言う論述型問題。そういえば、数年前まで、自分の考えたことや感じたことを200字で論述する問題があったが、それがなくなり、読解と論考が融合してしまったのだろうか・・・。まっ、たまたまだろう。

☆そう思って世界史の第1問目を見て、少し驚いた。ハプスブルグ家からEU設立にいたるまでの歴史を、つまり近代史を一望する論述問題がドンと出されているではないか。

☆その近代史の中で、日本の長崎まで登場する仕掛け。鎖国でありながら、当時の国際銀流通の30%はオランダが日本から流通させていた。日本はすでに近代史の中にはじめから巻き込まれていた。静岡県知事の川勝平太さんの「文明の海洋史観」という壮大なスペクタルを歴史観として持っている受験生にとってはあまりにも有利ではないか。

☆そういえば、大学入試センターの現代文で、岩井克人さんの文章が採用されていたが、これも中世都市経済から近代資本主義へ移行する歴史観をもっている学生は、文章を読まなくても選択肢問題を正解できてしまう問題だった。

☆これもまた偶然なのだろうか。。。明日合格発表日。何かわかるだろうか。。。

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