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私立中高一貫校の慶應大合格者数~首都圏以外

私立中高一貫校の慶應大合格者数~埼玉・千葉のつづき。

☆長引く不況ゆえ、首都圏以外の私立中高一貫校で20人以上慶應大学に合格者を輩出しているところは少ないだろうが、それでも慶應大学に進学させる文化資本を再生産できるミームを持っているところはどこかリストアップしてみた。データは、前回同様「サンデー毎日(2010.3.28)」による。

☆茨木を首都圏エリアにいれるとすると、江戸川取手からは53人、茗渓からは20人が合格。

☆中部から兵庫にかけては、次の通り。

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☆同志社、立命館がある中、あえて慶應というのはなぜなのかということだが、まだまだ慶應はこのエリアから才能豊かな生徒を取り込めていない。もっと果敢に質的な競争はすべきだろう。

☆和歌山、愛媛、岡山、広島から九州にかけては次の通り。

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☆このエリアは、同志社、立命館に加えて西南学院大学があるから、慶應にまで意識が回らない可能性がある。国立大学志向だから、私立の階層構造に対する意識はあまり明確ではないのか・・・。慶應大学の未来性や世界戦略について身をもってしるチャンスは意外とないのかもしれない。

☆地元九州ではまだまだ底力を知られていない可能性がある立命館アジア太平洋(APU)がある。学部も少ないし、50%は留学生だから、どこか浮世離れしているのかもしれない。

☆しかし、このAPUの学生の探究心とプレゼンに真っ向から議論を挑んで勝てる学生は、西南学院大学には少ないかもしれない。もしかしたら慶應でもギリギリ・・・。日本にとって幸せな組織や国家とはどうあるべきかについて、APUの地に慶應は乗り込んでみる必要がある。それは、APUにとっても慶應にとってもすてきなブランディング戦略だとは思うがいかがだろう。

☆それから北海道・東北エリアでは、私立中高一貫校が少ないということもあるが、20人以上慶應大学に合格させているところはない。これは都市計画上、何か問題があるのではないか。北海道の経済の低迷の原因の1つは、慶應に対する理解不足があるのではないか。慶應大学それ自体に対する意識ではなく、未来性や世界戦略の思考の不足があるのではないか。≪官学の系譜≫が圧倒的に蔓延していたとしたら・・・。

☆龍馬なきあと、その家族・親族は北海道に移住。理想郷を作ろうとしたといわれている。新渡戸稲造や内村鑑三の≪私学の系譜≫づくりのルーツは北海道。しかし、その意志を継承する私学はないというのか・・・。

☆新渡戸稲造のつくった「遠友夜学校」は、たしかに市の運営する会館の一室に静かにその片鱗を残しているにすぎない・・・。

☆2005年から北大が中心となってそれを継承しようと「平成遠友夜学校」を運営しているが、新渡戸稲造の精神そのものではないようだ・・・。

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