佼成学園女子の躍進理由
☆今春の佼成学園女子の生徒獲得戦略は大成功だった。最終入学者数は、次の通りだそうだ。
中学は前年比136%(52名から71名)
高校は前年比150%(100名から151名)
☆この理由については同学園のホームページを見れば明らかである。
☆コンテンツが実に充実している。何を実践しているという事実だけではなく、その理由や将来への見通しが明快に表現されている。
☆理由と見通しについて、高い頻度でホームページを更新しているということは、広告代理店に意匠を凝らせるのではなく、教育の内容を教師自身が語っている証拠であるし、語りたいことがあるからである。
☆つまり教師のモチベーションが高く、強い意志があることの証しなのである。それに、ファシリテーターとしての強いリーダーシップがないと、ホームページの教師による更新はできない。
☆そのことは、たとえば、ホームページの中の「注目記事」のコーナーの≪難関大学進学実績が伸びている理由のひとつ:「受験合宿」≫という記事を見ればわかる。
☆様々な教育実践の創意工夫については、本ブログでも紹介しているが、最も大事なことは学内に対しそして学外に対し、戦略家であると同時にファシリテータであるリーダーの存在が重要なのだ。
☆佼成学園女子自身がそのような存在がいることにまだ気づいていない可能性がある。そのことに気づくと、さらに内生的進化を果たせるだろう。幸せの鳥は青い鳥・・・。
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