桐光の大学訪問授業と東大の授業
☆東大駒場キャンパスで、高校生のための授業が開催されているが、その授業の中身が本になった。「高校生のための東大授業ライブ」(東京大学出版会)がそれ。
☆おもしろくないわけではないし、それなりに好奇心を喚起する内容だとは思うが、講師の専門領域の中にきっちり収まった授業は、何を意味しているのだろう。
☆授業は、自然と社会と精神のエコロジーのプロットタイプだったり、モデルでなければおもしろくない。未来を見通せない授業にライブ感はない。
☆それに比べ、同じように東大をはじめとする知の最前線で活躍する教授陣が高校に訪れて講義をする桐光学園企画主催の「大学訪問授業」こそライブ感あふれている。
☆この違いは何だろう。両者の講師の能力にそんなに差があるというのだろうか。それもあるかもしれないが、企画のコンセプトの問題なのだろう。
☆東大の金曜日行う企画にかかわる方々は、まじめに桐光学園の「大学訪問授業」の本を読んで、いい視点や観点は採用した方がよい。
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