潜在的クリエイティブ・クラス 日本の美術展来場者数世界一
☆ロイター(2010年4月1日)によると、
2009年に世界各地の美術館で開かれた特別展の1日当たりの来場者数調査で、日本の展示会が1位から4位を独占したことが分かった。英アート情報誌「The Art Newspaper」が発表した。
1位は東京国立博物館の「国宝 阿修羅展」(1日当たりの来場者数は1万5960人)
2位は奈良国立博物館の「正倉院展」(同14965人)
3位は東京国立博物館の「皇室の名宝―日本美の華」(同9473人)
4位は国立西洋美術館の「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」(同9267人)
☆アートに関心を持つ市民が多いということだし、グローバルなアートディレクターもたくさんいるということだろう。
☆日本にはクリエイティブな雰囲気が充満している。創造的な精神があるということ。
☆しかし、それがクリエイティブ・クラスとしてビジネスにつながっていかないのはなぜか。
☆労働力の自由度がまだまだ大きくない。別の言葉でいいかえれば、
☆横断的な知性を養う教育が抑圧され続けている。
☆デザインは、Designに過ぎない。
☆クリエイティブ・クラスにとってデザインとはDe-signである。
☆前者はリアルなものはそれ以上でもそれ以下でもなく、物象化されたコチコチ思考力が形成。
☆後者はリアルなものはリアル以上のものであり、関係総体を広げられるワクワク思考力が形成。
☆知識から思考力へというのが脱ゆとり路線のようだが、問題はその思考力の質感。コチコチ思考力かワクワク思考力か。
☆さて、あなたならどちらを選ぶ?それによって学校選択の志向性も決まる。
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