東京私立中学合同相談会in国際フォーラム
☆この時期行うのは、6年生の学校選択の時期が6月ごろであるため、それに呼応した選択の判断をするフィールドワークの場を提供したいという私学の想いが1つ。
☆それから新学習指導要領が本格的に移行措置として行われる新学期が始まったところで、見識あるジャーナリズムともう一度教育の本質を呼びかけようという志があるのだと思う。
☆開会の挨拶で、東京私立中高協会会長の近藤先生は、私立学校を取り巻く状況には、いつも何かしらの逆風が吹くものだ。高校無償化も子育て手当の問題も、私立学校に有利に働くことはそうないだろう。脱ゆとりの教育も、私立学校の夢とはまた違う。そんな中で自分たちの信ずる理念に恥じない教育をともに行っていこうと高らかに謳った。
☆一方、東大をはじめとする知的好奇心を刺激する講座なども設定された。それは、私学の進路プログラムや先端的なプロジェクトを体験してもらいたいということのようだ。私学の学びのプログラムは、大学受験勉強を超えた骨太の教育。説明会で話だけ聞いても実感は難しい。いわば説明会に行く前の予習のチャンスということだろうか。unicefの参加は、私立学校のボランティアの活動のイメージもつくるチャンスになっただろう。
☆それにしても、東大のワークショップである「ロボットはどうやって動く?」や「いのちってなあに?」など、参加している子どもたちの真剣なまなざしはなんだろう。
☆もし私が私学の教員だったら、そのような子たちは、すぐにスカウトするが・・・。もっとも、正午の段階で8000人ぐらい参加者がいたぐらいだから、先生方も真剣に受験生・保護者に熱く語っていたため、そんな時間はなかっただろう。
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