テストの花道in早稲田大学
☆今日の「テストの花道」(NHK教育テレビ)は、受験勉強の方法ではなくて、キャンパスツアー。早稲田大学に高校生と訪問。授業体験、学生や教授へのインタビューなど、受験勉強へのモチベーションをあげようという企画。
☆企画自体はそれはそれでよいのだが、おもしろかったのは、森川教授の授業「恋愛学入門」。少子高齢化や婚活の社会現象をどう読み解いていくのか、学際的な講座なのだろうが、それはともかく、恋愛の戦略の教授の話がおもしろかった。
☆自分の魅力、つまり価値を高めなければ、自分の理想の相手とはうまくいかないという話は、経済学的にそうだろうなと。すると均衡なんたらかんたら説だという話になっていた。
☆学説はともかく、恋愛でなくても、自分をどう磨くのかは大事。それに企業でいえば、商品が売れるにはどうするかにも活用できる。
☆私立中高一貫校の生徒募集戦略にも応用可能だ。恋愛相手に対する高望み志向は、受験生や保護者が、自分の魅力=価値(文化的資本や学歴資本などなど)よりも高い価値を望むということにも通じるだろう。
☆というよりも、高望みをするならば、自分の価値も高めなければということに気づかねばならないのが恋愛学入門だから、この意欲にどう応えるかは、学校としては戦略が必要。魅力をどのようにプレゼンするかはやはりポイントということになる。
☆学際的とか横断的とか、要するに複眼思考ができることが時代の要請だし、そういう授業に人気が集まるということは、魅力をプレゼンするには、このような雰囲気を生み出すことも必要だということだろう。誠実と多様性、柔軟性。それでいてわかりやすいシンプルな表現・・・・・・。
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