男女別学教育の存在意義の今
☆8月10日、アルカディア市ヶ谷で、「第1回男女別学教育シンポジウム」が開催される。そのプログラムの充実しているのは、次の通り。
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☆Good Schoolとは何か?現段階では、とても抽象的に書いているけれども、実際には、今回のように、EU研修を行っている先生方と朝食時、夕食時、夜の振り返りミーティングをし、生徒のフィールドワークのプログラムや議論のプログラム、感じとるセンサーの再構築をその都度行い、
☆一方でストラスブール大学の研究者や院生・大学生とも協働し(ストラスブール大学の日本語研究の研究員・院生・学部生なので、日本語でやりとりできる)、プログラムを運営していくなかで気づいたことを書いているから、アタマのなかのできごとではない。
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☆ここのところ、いくつかの私立中高一貫校の先生方や教育産業を牽引する方々、そしてなんといっても、EU圏内で目の前で世界標準のプログラムを実施している学校に同行させていただきながら、Good Schoolとは何かという着想を広げる刺激を受けている。
☆このGood School構想がどのように展開していくのか、自分でも楽しみであるが、まずはいただいた刺激で想いつたメモを忘れないように書きとめていきたい。
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☆ついにきたなぁ。ベネッセの児浦氏(といえば私立中高一貫校の多くの先生方は知っている)の信念の形ができた。
☆それは東大生20人ぐらいとプロジェクトを組んで、数学と英語の受験道場を組み立てたことなのだが、いわゆる受験勉強プログラムではない。同時に教育プログラムにもなっている。受験と教育の一元論を形にしたのである。
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☆八雲学園の教育の質向上や大学進学実績が伸び続けている大きな秘密はケイトスクール(CATE SCHOOL)との交流である。
☆ケイトスクールの卒業生の大学進路先をみると、そのすごさがわかる。ハーバード、スタンフォード、バークレイ、ブラウン、イエール、コーネル・・・など世界を凌駕する屈指の名門大学がずらりと並ぶ。とにかく今年100周年を迎える名門中高であることは間違いない。
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☆白梅学園清修中高一貫部の副校長柴田先生にお会いした。昨日EU研修の旅に生徒とともに飛び立ったようだ。
☆それにしても柴田先生は、私学関係者や塾関係者の中では、超人ではないかという言われているらしい。
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☆「私立中高の挑戦 未来を創る教育」という番組の収録で、順天の長塚校長先生にお会いした。
☆個性を徹底的に重視する多様化プログラムの開発に頭が下がった。しかし、お話をお聞きしながら、この穏やか校長の心の中に強烈に輝く光を見て、畏れている自分がいるのに気づいた。
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☆アメリカの大手銀行から地方銀行へ預金を移すMove Your Moneyの運動、普天間基地を取り囲み闘う沖縄の人々の「人間の鎖」のデモなど、これはみな正義の問題である。
☆正義というと月光仮面やウルトラマンのような正義の味方を思い浮かべるかもしれないが、公平性、つまり平等という侵害できない人間の権利のことを示唆する。
☆そして、公平性や平等を判断する正義の基準が何かが問われるわけだ。
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☆私立学校に通っている保護者の中に、ときどき選択を間違えたのではないかと悩まれる方がいる。もしかしたら聞くに堪えない表現をされる場合もある。
☆たいていは話をしているうちに、感情的なものは収まるのだが、なかなか難しい問題が横たわっている。
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☆受験市場にいながら私学市場のスタンドポイントから鳥瞰することが出来る人との出会いが増えた。やはり何かが変わる兆しなのだろう。
☆拙著を読んで、こんな感想を贈ってくださった受験生の保護者がいる。
本間さんの視点や評価を勉強させていただき、中学受験の全体像や、こうありたいという本質がなんとなくつかめてきました。親子共々努力していきたいと思っております。
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☆聖徳学園の上遠野護校長先生と多くの先生方とお会いした。「私立中高の挑戦 未来を創る教育」という番組の収録のためだから、かなりつっこんだ教育の核の部分にまで話が及んだ。もっとも、編集段階では、ある程度わかりやすさを考慮するので、すべてが放送されるわけではない。
☆収録内容は、番組でご覧いただくこととして、ここでは感じたことを書きとめておきたい。
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☆昨日、「私立中高の挑戦 未来の教育を創る」の番組収録で、實吉先生(一般財団法人私立中学高等学校協会副会長、東京女子学園理事長・校長)にお会いした。協会が時代の閉塞状況をどのようにとらえ、乗り越えようとしているのか。
☆その1つの実践が、およそ20,000人集まった東京私立中学合同相談会(5月8日)という新たなチャレンジだった。それはなぜかなどなど対談した。内容については、番組をご覧いただければ幸い。
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☆週刊朝日(2010年4月27日号)で、「21世紀の中等教育 選ばれる私学」と題して、聖学院、攻玉社、駒場東邦の先生方が鼎談されている。
☆これは、編集の問題もあるのかもしれないが、聖学院、攻玉社は21世紀の中等教育バージョンを表現しているけれど、駒東は20世紀の中等教育バージョンしか表現しきれていない。
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☆順天中学高等学校校長の長塚篤夫先生にお会いした。そして興味深いお話をお聞きできた。今ではコミュニケーションが重要だという話は、だれでもするが、今日の教育の世界で、コミュニケーションとは何かについて、普遍的な思考をする人も、語る人もほとんどいない。
☆しかし、順天は、ロングホームルームのほとんどをグループコミュニケーションのプログラムに費やし、生徒の発達を最終的には創造的コミュニケーション能力に高める理論と実践を明確に意識して教育を組み立てているのである。
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☆昨日11日、女子聖学院のホールで、聖学院と女子聖学院の合同学校説明会(塾関係者対象)が開催。
☆男子校と女子校の違いが明快にでていておもしろかった。聖学院の説明のスタイルは、データと図式と写真というメディアミックスが駆使されていたが、女子聖学院は写真とことばが中心。
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☆目白研心の校長野中先生と入試広報室室長の大山先生にお会いした。昨年共学校になり、名称変更、新校舎完成を果たした目白研心。
☆しかし、大きく変わったのは、理念の現代化である。もともと互いに尊重し合う生き方を育てるという理念があったが、その尊重し合う伝統をコミュニケーションという形にし、そしてそのコミュニケーションをベースに学習意欲を高め、キャリアデザイン教育をシステム化するという不易流行をめざした。
☆その理念の現代化を象徴するフレーズが、「喜学研心」。野中校長が自ら生み出したことばである。かくして、新しい精神は新しい器にという改革が行われたのである。
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政府が28日発表した春の褒章で、都内からは、紫綬褒章に12人、緑綬褒章に2団体、黄綬褒章に12人、藍綬褒章に35人が選ばれた。
☆そして、この選ばれた方々の中に、東京私立中学高等学校協会会長・八雲学園理事長・校長である近藤彰郎先生がいらっしゃる。藍綬褒章を受章された。
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☆前回インテルのペイジ・ジョンソン氏の考える21世紀型スキルの教育についてご紹介した。さて、この教育を行っている私立中高一貫校といったら、どういう学校があるだろうか。
☆まず、21世紀型スキルとは、こうだった。
①批判的思考力(批評精神を持って考える力)と問題解決能力
②コミュニケーションとコラボレーションの能力
③自立的に学習する力
④ICT(情報通信テクノロジー)を確実に扱うことのできる能力・スキル
⑤グローバルな認識と社会市民としての意識
⑥金融・経済に対する教養
⑦数学、科学、工学、言語や芸術といった分野への理解を深めること
⑧創造性
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☆5月8日東京国際フォーラムで開催された東京私立中学合同相談会について、ベネッセの小村氏から、こんなメールをいただいた。出来るヤツとは、感想で終わらないビジョンとそれを支える新バージョンを持っている。バージョンの差異こそ商機が生まれる泉であるから。
☆ともあれ、メールの一部を紹介しよう。とても参考になる。
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☆サンデル教授のJUSTICE講義、昨日(5月9日)のハーバード大学白熱教室は、カントが登場。功利主義ではなく、理性主義とでもなるのか。
☆ともあれ、自由の条件は、傾向性(本能や流行のような他者からの操作性など)によるのではなく、義務による言動、他律ではなく自律した言動、仮言命法ではなく定言命法による言動の3つがそろうことということか。
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☆昨年がっちりマンデー(TBS)は経済産業省を取材した。その第二弾として、今日(5月9日)は文科省が登場。
☆今回のテーマは、「日本を儲けさせる文科省」「日本の儲かりのタネをつくる文科省」というもの。
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☆本日の東京国際フォーラムの私立中高の合同相談会で、瞬間お会いした先生。一言二言に次の戦略が見える。
☆八雲の横山先生と「あっ、今度」「ということですね」リスペクト。
☆八王子高校の小岩利夫先生と「久しぶりです」「こういうことに」「いよいよですね」旅立ち。
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☆5月8日東京国際フォーラムで開催された私立中高一貫校の合同相談説明会では、私立学校の先生以外に、そのステークホルダーである関連企業のひとたちに多く出会う。
☆新しい企画の話について情報交換したり、塾関係者とは情報がオープンになりすぎて、どこかまだ知られざる上質な教育を実践している学校はないかというような話にもなる。
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☆本日の東京国際フォーラムで、東京私立中高一貫校の合同相談説明会が開催されていたのであるが、早稲田実業や明大明治、海城、青山などはいわゆる行列ができる学校だった。
☆受験生の保護者にとってブランドというのは、教育の大衆化ゆえ、大事なのだからそうなるのだろうが、果たして、説明を聴いた後は、どのような感想を持って帰ったのだろうか。
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☆2013年立正中学は、創立110周年を迎える。それを期に、馬込キャンパスへの移転を決定した。未来を創る学校として広大な「杜の学び舎」が生まれることになる。
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☆八雲学園の「新しい学校案内」は、「未来のあなたが本校で大きく成長することを願います」という近藤校長の想いが実現できていることを見事に表現している。
☆どの私立中高一貫校も、広報のツールとして「学校案内」というブローシャーのデザインを工夫するものである。しかし、紙媒体が、等身大の教育を映し出すことは難しい。
☆どうしても紙片の枚数には限りがあり、強調したいところに焦点があてられるか、総花的になって、何をやっているかの羅列になりがちで、どちらも教育の質がにじみでることはない。
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☆本日5月7日、大井町きゅりあんで、私立中学の合同説明会「夢限大」が開催された。参加校の説明ブースのフロアーと講演及び在校生の保護者や教師によるパネルディスカッションが行われるフロアーが用意されていた。
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☆立教女学院の科学的なものの見方を広げ深めるのは、のびやかで自由な精神が育つところにあるのではないかというのが今回のテーマであったが、それをさらに確信させるのが、教頭山岸悦子先生の論考「中学・高校生にこそ科学読み物を―理科の授業に取り入れる」である。
☆この論考は「理科読をはじめよう」(岩波書店)に掲載されている。
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☆のびやかで自由な精神が育つことは、実は科学にとって重要な条件である。自由というと、どこか政治や経済、思想のキーワードに聞こえるが、科学ほどの自由獲得史の立役者はいないのではないだろうか。
☆好奇心、オープンマインド、疑問は、科学的なものの見方の重要な構成要素であるが、大前提は学の自由が保障されていなければならない。科学を善に寄与するために、権力者の意のままになってはならないのは、歴史を振り返ればすぐに了解できるだろう。
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☆立教女学院は訪れてみるとすぐにわかるが、在校生が実にのびやかだ。チャペルに入る(正確には校舎とチャペルをつなぐ廊下に入る)までののびやかな姿と入るや凛とする品のコントラストがますますのびやかな雰囲気を映し出しているのだ。
☆どうしてこのようなのびやかで自由な精神が育つのだろう。
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☆5月1日、連休前日(多くの学校はカレンダー通り授業を行っているので、2日から連休)ということもあって、興味深い体験をした。
☆早朝から、盟友とプログラム企画の打合せをして、それからある学校におじゃまして、JTBのスタッフと話し合った。そうこうしているうちに、学校の先生方と「ことばの仕掛け」についてメタ的なというかカリキュラムのことばのコードについてものすごい抽象的な議論をして、それから帰りがけに、高2の生徒たちと読書会というものの意義やパラグラフライティングのための議論について瞬間話し合った。
☆もう一人の盟友と合流して3人で、ランチをしながら、受験市場と私学市場の交差とそれぞれ独自の領域の情況・動向について情報交換をした。その間に、もう一人の盟友から携帯に連絡がはいった。その盟友は、新しいコミュニティー構想がどうたらこうたら、いつ話せるのか、企画書はつくってくれるのかとか、ランチをしている盟友たちが、ニコニコ笑いながら、ゆっくりやりなよと目配せしていたので、そうだなと思い、いずれにしても大学人と話せるチャンスをつくるのが先だとかなんとか話をしただろうか・・・。
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☆今日の「テストの花道」(NHK教育テレビ)は、受験勉強の方法ではなくて、キャンパスツアー。早稲田大学に高校生と訪問。授業体験、学生や教授へのインタビューなど、受験勉強へのモチベーションをあげようという企画。
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☆明日5月3日(12時45分~13時)、インターローカルTVで、新番組「私立中高の挑戦 未来を創る教育」の放送が開始する。本放送は毎週月曜日、再放送は火曜日(19:15~19:30)。
☆この放送のスポンサーは、私学自身であり、一般の企業ではない。教育や受験業界がスポンサーでないわけだから、純粋な私学教育の質を発信する私学市場独自のメディアといのが何より新しい特色である。
☆第1回目の出演は、東京私立中学高等学校協会の会長近藤先生と東京私学教育研究所所長の清水先生。第2回目は、鴎友学園女子の西川校長先生、第3回目は聖学院の山口校長先生と校務部長の平方先生、第4回は田園調布学園の西村校長先生、第5回は戸板中の杉岡校長先生が次々と出演する予定。
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