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順天に学ぶ本物中高一貫教育

順天中学高等学校校長の長塚篤夫先生にお会いした。そして興味深いお話をお聞きできた。今ではコミュニケーションが重要だという話は、だれでもするが、今日の教育の世界で、コミュニケーションとは何かについて、普遍的な思考をする人も、語る人もほとんどいない。

☆しかし、順天は、ロングホームルームのほとんどをグループコミュニケーションのプログラムに費やし、生徒の発達を最終的には創造的コミュニケーション能力に高める理論と実践を明確に意識して教育を組み立てているのである。

☆長塚校長は、経験は大事だが、最終的にはそれが理論的に説明されなければ、私自身納得しないという、実に科学的思考と構えの持ち主なのである。

☆そう言うと、教育は愛だ、情熱だ!と言われるかもしれないが、長塚校長は、そんなことは百も承知である。

☆なぜなら、スクールステイという、愛光学園やラサールで実践されているような寮制教育を丸ごと、学園生活の中に導入している、唯一無二の教育を実践されているからである。

☆教育は、たしかに愛だし、情熱である。しかし、それは実践と理論に裏付けられた、メタ的なコミュニケーション空間をつくり得てはじめて言えることだ。

☆だから、多くの私立学校では、宿泊型の研修や合宿が多いのである。しかし、寮の施設を完備し、学園生活の中にそのエッセンスを十分に浸透させる教育を行っているところは順天をおいてほかにないと言っても過言ではない。

☆なぜ、そのような教育が今必要なのだろうか。なぜ世界標準の国際標準コミュニケーション能力が必要なのだろうか、そのことについては、今度お訪ねしたときに、さらにお聞きすることになっている。楽しみである。

参照)→順天とAPUのコラボの意義

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