第1回四谷大塚合判予備から③
第1回四谷大塚合判予備から②のつづき。
☆来春2月2日の男子受験校で、同時期の合判予備テストの前年対比が100%以上の学校をみてみよう。
聖光学院
渋谷教育幕張2
慶應湘南藤沢
攻玉社2
城北2
順天2A
関東学院A
広尾学園(特進選抜3)
かえつ有明2難関
慶應湘南藤沢 帰国
森村学園2
青稜2B
立正2午後
☆それにしても広尾学園、かえつ有明は強い。両校の特長は、学びのプログラムが明確であることと合理的であることだ。もっともかえつ有明は、そこに美学的要素が加わるところが、広尾学園とは違うところであるが。
☆さて、立教池袋、青山学院、学習院の90%を下回る前年対比は、気がかりだ。これはもしかしたら、1つの傾向かもしれない。日大グループは概ね増加しているのに、Gマーチレベルはもしかしたら、回避されているのかもしれない。
☆安定志向は日大に、チャレンジ志向は、GMARCHレベル以上を狙うという傾向か。不況が長引いたせいで、地方からの東京受験が減少し、入りやすくなっているのだから、中高時代は、中途半端なレベルは回避されるということか。
☆ところが、日大の場合、チャレンジしたくなったら、それも可能だし、日大に進み、6年間を豊かな学びで学園生活を楽しめるわけだ。もっとも、実際はいると結構勉強はたいへんであるが・・・。
☆巣鴨2、桐光2、世田谷学園2のうち、巣鴨は巣鴨自身のこだわりに理由はあるから、問題ない。世に迎合せずに進めば良いのだ。桐光2、世田谷学園は、試験日にもよるのだが、もっと人気があってもよいはずなのだが、桐光は科学的ストイックさ、世田谷学園は宗教的ストイックさが、大衆化した中学受験にあっては、市場の経済の規制と同じ感覚を作ってしまっているのかもしれない。
☆巣鴨同様、このストイックさも、保守する価値が十分にあるはず。巻き返す分岐点はどこか。それを探してもらいたい。
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