明大明治の授業で学ぶ①
☆「私立中高の挑戦 未来を創る教育」という昨日の番組で、明大明治の松田先生と江竜先生にインタビューさせていただいた。
☆明大明治の授業というものがいかに変化したのかということがテーマだったが、再度番組を見直すと、さらに気づくことが多い。
☆たとえば、正解のない問題を題材にするのが特徴だという話がでてくるが、なぜ正解のない問題を素材とするのだろうか。
☆現象的には、最近の大学入試は小論文化し、書く問題が多くなっているわけだからとか、卒業論文など論文指導が、大学附属校では重要な柱だからということになるが、両先生のお話を聞いていると、もっと本質的な理由がある。
☆それは、不透明な時代という時代認識に立っているということである。世界の様々な問題に無関心な問題をただ解いて正解に到達し、それができたかどうかを競い合う授業に何の意味があるのか?授業であれ、部活であれ、家庭に戻ってからであれ、グローバルな時代は、世界の問題意識がストレートに生活に迫っている。
☆しかし、その全貌を見ることは、自分たちの生活範囲では見えない。それゆえ不透明な時代なのだろうが、そこで生き抜いていくための考える力、それをサポートするためのスキルはどこで学ぶのだろう。それこそ授業だろうということだと思う。
☆明大明治の授業は、ある意味人生をサバイバルするシミュレーションプログラムさながらである。
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