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構想なき教育念仏論議の終わり

☆日経新聞(2010年5月30日)に「日本の未来と人づくり―グローバル時代の次世代教育像」のフォーラムの要約が掲載されていた。未来の構想力なき、古臭いビジョンの花火を打ち上げていた・・・。

☆知識再構築だとかITを活用しようとか、イノベーションをとか、それをコミュニティスクールでとか・・・・・・。

☆コミュニティスクールは、市民の手でやるのだから画期的のようだが、ベースは学習指導要領バージョン。バージョンがアップしないのに、どうやって現場で、イノベーションが起こるのか、ITが使われるのか、知識が再構築されるのか・・・・・・。

☆ITや英語をやれば、グローバル時代に対応できるのか?

☆冗談じゃない。もうこういう無駄な論議はやめて、先に進みたいものだ。コミュニティススクール構想なんてものは、日本社会では構想ではない。学習指導要領という既定路線に乗る運転手が代わるだけではないか。

☆大学入学をゴールにせずにというけれど、このガラパゴスバージョンの日本社会でどうしたらよいのだ?大学入学を50%ではなく、100%にすれば、ゴールにはならないけれど、そんな構想力はないだろう。構想力とはバージョンを変えるデザイン力だし、パラダイム転換の話だろう。

☆アジアと共生必須というけれど、どうやってそれをやるのだ。教育でやるのか?政治で?経済で?平和構築で?アジアと共生できる人材教育というけれど、人材で共生を実行するのは戦略不全症候群である。

☆激動の社会を生き抜くリーダーシップを育てることは大事だが、共生を仕掛ける構想力を育てるのだろう。それは人材に任せるというのだろうか?

☆みんなガンジーやマザーテレサになれというのか?なれっこないし、なる必要もない。個人は個人だ。日本社会を背負う人材づくりのビジョンで、若者のモチベーションはアップしない。世界と共生する仕掛けを構想するオンリーワンのコミュニティをどう起業するのか。

☆そのトレーニングプログラムこそが重要だろう。学習指導要領ではトレーニングできない。研究やっていても共生はできない。

☆コミュニティ起業のトレーニングプログラム構想はいかにして可能か?それが問題だ。

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