かえつ有明の新しい教育熟す④
かえつ有明の新しい教育熟す③のつづき。
☆髙木先生の話は、こう始まったと一回目に紹介した。
校長をはじめ私たちに共通する熱い想いは、50年後の社会で生徒たちがいかに生きていくのかを常に考えて、最高の教育を行って卒業生を贈りたいということです。
☆ハーバード大学のサンデル教授の言う、共同体的自由主義(とにかく古くて新しいこれからの生き方基準らしい)の表明だなと感じた。
☆ともあれ、髙木先生は、その次に難関大学進学コースは、GMARCHについては100%合格すること、50%は難関国立、医学部、早慶上智東京理科大に合格することを確認した。
☆これは、5年前にかえつ有明としてスタートした時のマニフェストの確認だが、大事なことは、この5年間の間に、それを裏付ける教育や学習プログラムができたことの表明でもある。
☆総合進学コースについては、当初の想定よりも学力の伸長率が高く、目標の上方修正が見込めるということである。
☆難関大学進学コースについては、高2の秋の新人戦まで活動できるようにサポートするとも話されたが、文武両道で頑張っている生徒を応援したいという気持ちが伝わってきた。
☆2011年度の入試日程の説明も心温まる説明をされた。入試日程の説明なのだから、たんたんと語るのかと思っていたら、そうではなかった。
☆なぜ2月1日の午前入試で合格者をたくさん出したいのか?それは第一希望者の期待を裏切りたくないからである。この気持ちに応えるには、かえつ有明でしっかり勉強をしてもらい、生徒自身が驚くほど学力を伸ばしてもらいたいからであると。それゆえ、ここでたくさんの受験生にチャレンジしてもらいたいと。
☆なぜ特待生・チャレンジ入試を行うのか?それは学年を牽引するリーダーが10名以上存在することが重要だからであると。
☆2月4日の入試が国算の2教科であるのはなぜか?2月4日ともなると、受験生は疲れてくる。だから疲れた生徒にやさしい入試を行いたいと。たしかに考えてみれば、受験の条件が違いすぎれば、その分を考慮しないと、選抜入試としては公平性を欠く可能性がある。
☆入試日程の設定にも深謀遠慮の思いと愛情があるのが伝わってくる説明だった。シンプルだったが、細部にかえつ有明の教育の密度が高くなっているのが伝わってくる説明会だったといえよう。
☆そして忘れてはならないは、この舞台を演出し、運営する校長補佐の小板橋先生チームである。参加者を出迎えるおもてなしの気持ちが、多くの先生方の表情とその所作から伝わってくる。かえつ有明の教職員が一丸となって新しい教育作りに臨んでいるのがわかる説明会だった。
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