エレベーターにも2012年問題
☆産経新聞(2010年7月31日)によると、
ここ数年、エレベーター製造メーカーが、製造中止からおおむね25年以上経過した機種について「保守部品の供給を停止する」と相次ぎ発表している。供給を止めるとした期限は2012(平成24)年が多く、今年9月に迫っている機種もある。
供給が止まるのは、発電機やモーターなど基幹装置の部品。故障すればエレベーターは使えなくなるが、供給停止で修理の手立てがなくなってしまうわけだ。
「日本エレベータ協会」によると、国内のエレベーター台数は約66万台。把握できない分を含めると70万台を超えるとみられる。供給停止の対象台数は明確でないが、数万台程度が、今後数年で部品切れに陥るようだ。
☆「平成18年6月に東京都港区のマンションで、男子高校生がカゴと建物の間に挟まれて死亡するなど、事故が相次いだ」ため、安全装置設置など安全性確保のために昨年9月に建築基準法も改正されている。
☆ますます、2012年のエレベータのリニュアルは加速することになるのだろう。
☆しかし、費用は凄まじいだろう。内需の拡大には寄与するのだろうが、そうは簡単にいかないのが現実の話だろう。
☆いずれにしても、ますます「自己責任論」の時代となる。その様子をみて、一方ではソーシアル・ビジネスも発展するだろう。
☆教育の腕の見せどころでもある。
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