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弾ける佼成学園女子の英語教育 

☆佼成学園女子と言えば、英語と平和の有機的なつながり。たんなる優れた受験英語指導というのならば、世界の平和とは関係がない。

☆しかし、同学園の英語教育は、英語で思考力を鍛えると同時、英語でミュージカルレベルのパフォーマンスも行うのである。

☆思考力は、実は自分とは違う文化や立場の人とコミュニケーションをとる体験からしか生まれない。与えられた素材だけで考えることに慣れてしまうと、知識を論理的に配列することが思考だと思ってしまう。

☆大学受験はそれでよいが、人間にとって本当の思考力とは、違いから生まれる感情のぶつかり合いや考え方の葛藤をいかに解決するかという実存的な力なのである。

7月17日、佼成学園女子の高校1年生は、世界中で、ミュージカルのパフォーマンスを通して、問題解決の勇気にエールを与えているヤングアメリカンズ(YA)といっしょに、発表会を開催したという。

☆オーストラリア、ニュージーランドなどで海外研修や修学旅行を実施たり、「音楽」「美術」でイマージョン教育を実施したりしているが、さらにこのようなYAのアウトリーチプログムで、自分の純粋感情に驚き、今まで自分でも知らなかった自分を見出していく画期的プログラムも実施している。

☆もちろん、英検にチャンレンジするなど、系統的な英語の学習もしっかり行うが、体験を通して人間の全存在を感じ取る学びもたっぷり行う。

☆それにしてもYAのプログラム。私の稚拙な弁では表現できないほど爆発的なアートである。さすがはニューヨークあるいはハリウッドの文化的背景をもったアメリカのプログラムだ。目の前で、直前までダンスも英語の歌にも無縁だった子どもまで、しなやかに身体を動かし、美しい声をお腹から放っていくように、どんどん変化していく。

☆世界は変わるという実感。世界とは内面が変わるということなのだという気づき。これこそ平和の原動力である。

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