揺れるイタリア 牽制するロシア
☆読売新聞(2010年8月3日)によると、
イタリアのベルルスコーニ政権が、選挙工作や人事介入などの政治的陰謀に手を染める「秘密結社疑惑」に揺れている。伊捜査当局が政権幹部らを次々と事情聴取し、辞任に追い込んでいる上、首相本人が関係している可能性も取りざたされている。疑惑は、与党の重鎮ジャンフランコ・フィーニ下院議長が首相と対立、新会派を結成した背景にもなったとみられる。
☆イタリアは政治の権力は大統領ではなく、首相が握っている。大統領選は2013年。大統領が首相を任命するのだが、議会の信任をえないとだめなので、そう簡単にいかないはずだ。だから、2012年までは権力闘争、暗躍・・・。ベルルスコーニ政権打倒のために働いている勢力が、秘密結社疑惑戦術をとっているのだろうか。
☆いずれにしてもイタリアでは、首相は、日本ほどではないが、よく変わるし、マフィアの勢力もある、恋もあるし、食事もあるし、歌もある・・・。
☆まるでグローバルでないような動きなのに、実にグローバルなのがイタリアである。EU諸国と陸続きだからということか。PIIGSのメンバーでもあるし。EUにとっては手のかかる憎めない人だなぁぐらいなのだろうか・・・。いずれにしても日本とは違うようだ。少し調べてみなければ。。。
☆ロイター(2010年8月3日)によると、
ロシアのメドベージェフ大統領は2日、2012年の大統領選出馬については未定と語った。ただ、プーチン首相が出馬する場合は出ないという点は確認した。
☆BRICsのメンバーであるロシアの今後はどうなるのだろうか。目が離せない。デザインの時代と言われているが、コンテンポラリー・アートは、今や欧州では東からだと言われている。戦前のアバンギャルドのように画期的なアートの出現と国家による圧力・弾圧。
☆そのような動きになるのか、それともアートの時代をロシアが東欧とともにクリエイトするのか。日本もウィンブルドン現象を引き起こせるのか。。。
☆日本のアートを不易流行化するファイン・アートを、多様な異文化の人びとと作り上げる都市を東京はつくることができるのか。。。
☆初等中等教育で、アートシーンをいっぱいつくってほしい。グローバルとはデザインだし、アートなのだから。。。もちろん、ここでいうアートとはファイン・アートを中心とする脱アート。ロンドンの芸術大学での授業は、よく語ることがアートの授業だと聞き及ぶ。
☆たしか「のだめ」でも、音楽なのに、議論する講義のシーンが映し出されていた。対話なきアートが、日本の教育のイメージだが、対話のあるアートがこれからだろう。つまり日本の教育は、対話自体が変わらなければといういことだろう。
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