佼成学園女子の新たな動き
☆サンデー毎日(2010.9.19)には「学習塾オススメの中高一貫校」という記事が掲載されているが、佼成学園女子は、「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い」という指標と「入学後、生徒を伸ばしてくれる」という指標でランキング10位。また、「英語教育に力を入れている」という指標では、ランキング6位である。
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☆サンデー毎日(2010.9.19)には「学習塾オススメの中高一貫校」という記事が掲載されているが、佼成学園女子は、「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い」という指標と「入学後、生徒を伸ばしてくれる」という指標でランキング10位。また、「英語教育に力を入れている」という指標では、ランキング6位である。
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☆説明会に参加すると、同業者やかつての同僚によく会うが、先日会った元同僚が、会うなり、白梅清修、すごい学校ですねと。施設や教育内容が、他校にはない魅力がいっぱいでしたよと語ってくれた。
☆その驚愕の様子に影響され、来月13日(水)に、同校の説明会があるので、訪れてみようと思う。
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21世紀型私学市場の模索[05]のつづき。
☆久々に、ベネッセの児浦氏と会った。どうやらしばらく教育のファンダメンタル層で活躍していたようだ。しかし、ファンダメンタル層というのは、目に見えない層であるがゆえに、しばらく会えなかったということだろう。
☆チーム・ビルディングの手法、チューターのコミュニケーションの能力育成手法、数学や英語の高次能力開発プログラム、新しい評価のコンセプトなど、実践的にプログラムのモデルをつくっていたということだ。
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21世紀型私学市場の模索[04]のつづき。
☆ベネッセの小村氏と共立女子の渡辺校長をお訪ねした。小村氏は、おそらく内外の教育イノベーションの最前線で活躍している人物(ユヌス氏、MITメディアラボの石井氏、SFCのスタッフ、鈴木寛氏etc.)と最も多く熟議的対話をしている人材だ。ベネッセという教育産業組織の懐の深さに驚愕するが、それがベネッセが躍進するエネルギーの源泉なのだろう。まさに人財の豊かな組織である。
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☆今ちょうど同業者から電話があった。本ブログの表現の仕方と現場で話しているときの表現方法との間にGAPがありすぎると。現場で話しているときのように書けないものなのかと。
☆たんに力量不足だから申し訳ないと回答したが、文字の言葉と声の言葉とはやはり違うかもしれない。文字の言葉はどうしても分析的になるのかもしれない。だから堅くなる。twitterのように書けばとも言われるが、そうしなければなぜいけないのかよくわからない。シームレスと言いながら、そのような要求はずいぶん抑圧的ではないかなとも思う。
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21世紀型私学市場の模索[03]のつづき。
☆前回も述べたが、「自然→媒介項→21世紀社会→媒介項→個人→自然・・・」という無限のサイクルが回転するために、市場の中に「熟議」や「水平交流」を埋め込んで媒介システムを創出するには、イノベーティブな精神に興味と関心を持っている組織や個人と熟議や水平交流するしかないという話を聖学院の校務部長の平方先生と話し合っていたら、そういうことなら、ライフライン・イノベーションを行っている企業トーエルを知っているから、話を聞いてみないかということになった。
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21世紀型私学市場の模索[02]のつづき。
☆21世紀型私学市場というのは、「自然→媒介項→21世紀社会→媒介項→個人→自然・・・」という無限のサイクルを形成する話なので、気が遠くなるような話ではある。21世紀型スキル教育を実践する学校があったからといって、それで社会や自然と個人が一瞬にしてつながるわけではない。
☆しかし、つながるには、媒介項が必要であることも一方で確かである。個人の想いや社会のビジョン、自然の持続可能性は、媒介項なしで、つながることはない。
☆もちろん、個人の住宅の近くに山があって、仕事や勉強の合間に山に散策に入り、1人癒しの時間を費やすことはたやすいではないかという反論があろう。
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☆共立女子という学校を捉えるのはなかなか難しい。個々の先生方と話していると、それぞれに優秀ではあるけれど、コミュニケーションが変則である。なにかものすごいこだわりがあって、それが他者とのコミュニケーションのときに壁にもリスペクトにもなる不可思議な思いが湧いてくる。
☆これがよく比較される他の女子校の場合だと、意外とすっきりしている。大学進学実績と人間形成と明快である。明快であるがゆえに、それだけでよいはずがないと議論をしたいが、そこから先はなかなか進まない。もちろん、私ごときと話したくはないということもあるだろう。
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☆ロイター(2010.9.21)によると、
米経済の景気サイクルを判定する全米経済研究所(NBER)は20日、米経済は2009年6月にリセッション(景気後退)を脱却したとの判断を下した。07年12月に始まった景気後退の期間は、1930年代の大恐慌以来の長さとなった。
一方、今回の景気後退終了の判断は米経済が通常の稼働水準を回復したことを意味しないとし、経済活動が拡大期に入ってもしばらく通常を下回る水準にとどまることがあると警告した。
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土浦日本大学中等教育学校 自分の壁を乗り越える教育③のつづき。
☆土浦日大中等教育学校は、イノベーティブスクールである。イノベーティブスクールには、21世紀型スキル教育が体現されており、そこに建学の精神が溶け込んで現代化されている。
☆同校の場合、その教育は、クロスカリキュラムとして結実し、そこに建学の精神である山田顕義学祖の精神の見事な現代化が果たされている。
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土浦日本大学中等教育学校 自分の壁を乗り越える教育②のつづき。
☆かつて私は、教育のクオリティの高い私学、さらに大学進学実績も向上しているエクセレントスクールとしての私学を求めてきたが、学校が、政権交代の狭間でゆれているこの間、さらにイノベイティブスクールとしての私学を探すますますの必要性を直感している。
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「土浦日本大学中等教育学校 自分の壁を乗り越える教育」のつづき。
☆前回自分の壁を乗り越えられる土浦日大中等教育学校の奥義を探究したいという趣旨を書いたが、その奥義のヒントの1つが、9月6日の「校長室だより」にあった。
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☆文科省は、平成21年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」を公表。調査結果の主な特徴については、以下のように箇条書きでまとめられている。
1)小・中・高等学校における暴力行為の発生件数は約6万1千件と、前年度(約6万件)より約1千件増加し、小・中学校においては過去最高の件数に上る。
2)小・中・高・特別支援学校における、いじめの認知件数は約7万3千件と、前年度(約8万5千件)より約1万2千件減少している。
3)高等学校における不登校生徒数は約5万2千人と、前年度(約5万3千人)より約1千人減少し、不登校生徒の割合も1.55%と前年度(1.58%)より減少している。
4)高等学校における中途退学者数は約5万7千人と、前年度(約6万6千人)より約9千人減少し、中途退学者の割合も1.7%と、前年度(2.0%)より減少している。
5)小・中・高等学校において自殺した児童生徒は165人である。
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21世紀型私学市場の模索のつづき。
☆前回こう書いた。
新しい知による知識基盤社会のグローバルな市場形成は、止まらない。そこをエンジンにできた企業や学校がサバイバルすることはおそらく間違いないだろう。なぜそんな戯言を語れるのか。私が出会う起業家、企業人、私学人の多くはそう思っているし、そんな話=熟議ばかりしているのが最近の情況だからだ。そういう企業人と起業家と20校前後の野心ある私学人が協力すれば、新たな市場は生まれ、やがて席巻するだろう。それが本格化するのが2012年なのである。
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☆またまた、塾の再編。さなるが(株)栄光の筆頭株式になったり、明光ネットワークと早稲田アカデミーが資本提携したり・・・。今や受験市場は学習塾という株式会社が持続可能にしようと躍起となっている。
☆これによって、一方では面倒見のよい顧客のニーズに完全対応したサービスが得られると同時に目先の利益を得るために、私立学校を偏差値的に差別化し、東大を頂点とする進学実績志向をますます強化する動きになっていくだろう。
☆そんなことはないという話は受験市場の中からも聞き及ぶが、資本の論理から冷静に考えると、それは不可能である。なぜなら受験市場の扱う知識が、20世紀型スキルの積み重ねであり、この知識の体系をどのように打破するというのか。
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☆昨日9日、法務省は、2010年新司法試験の最終合格の結果を発表。合格者数ベスト15の法科大学院は次の通り。
東京大法科大学院 201
中央大法科大学院 189
慶應義塾大法科大学院 179
京都大法科大学院 135
早稲田大法科大学院 130
明治大法科大学院 85
大阪大法科大学院 70
一橋大法科大学院 69
北海道大法科大学院 62
東北大法科大学院 58
同志社大法科大学院 55
神戸大法科大学院 49
名古屋大法科大学院 49
立命館大法科大学院 47
九州大法科大学院 46
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☆今月10日、中嶋嶺雄学長が、全国私立中学高等学校私立学校専門研修会で講演予定。
☆主催は、財団法人日本私学教育研究所、後援は日本私立中学高等学校連合会で、パネルディスカッションのコーディネーターは、平方邦行先生(聖学院中学高等学校校務部長)。
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☆日経新聞(2010年9月6日)によると、
文部科学省は小中高校生に高度なプログラム作成技術などを教える特別講座を2012年度に創設する。大学や企業に運営を委託し、年1千人規模の受講を目指す。インターネットやパソコンがある環境で生まれ育った子供の能力を引き出し、将来の日本を支える“ITエリート”を輩出する。
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☆9月6日にもう一つのブログ「教育のヒント」に書き込んだ「鈴木寛氏がどこまで熟議を広げられるかがカギ」が、なぜか7日の7時から9時ごろに急にアクセスが増えた。
☆閲覧元のリストを見ると、twitterがきっかけのようだ。
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☆昨夜、電車でばったり数学の先生方にお会いした。みな白梅学園清修の教師。久々にお話しするので、電車の中で、いきなり数学論議が始まった。
☆ナッシュ均衡やアローの不可能性原理、期待値などで、政権のマニフェストが似てくるのはなぜかを解き明かす話しだったり、民主主義のジレンマを認識したりするという話。なぜ人間は最終的に合理的判断を捨ててしまうのかというのも興味深かった。
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☆このブログ「2012年の光と影 レジュメ①」で挙げたユニクロや楽天などの英語の社内公用語化については、世の中では話題になっている。その是非はともかく、両企業はまたまたよき広報になっていることは確かだ。
☆英語が出来ない筆者が、英語の公用語化についてとやかくいうより、実際には英語でビジネスや生活をしている人が、すでにたくさんいるわけで、そういう方々の話に耳を傾けるほうがよいだろう。
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☆昨日3日、早稲田大学で帰国生入試が行われた。ここ最近、同大学では学部ごとではなく、ほぼすべての学部が共通問題を出題している。私の関心のある小論文試験もそうで、帰国生は同じ問題を考えたわけだ。
☆目指す専門が違うのに同じ問題を出題するというのは、専門知以前に考えてきてもらいたいファンダメンタルなというか本質的なというか、そういう意味で基礎的な問いかけが行われているということを意味する。
☆今年のテーマは社会力である。テキストは、門脇厚司氏の『社会力を育てる―新しい「学び」の構想』(岩波新書2010年5月)であるが、結局は時代が求めている、定型的な知識を利己的利益のために活用するのではなく、利他的な構えでコミュニケーションしながらお互いに共有できる知を創出しながらいっしょに生きていく社会力を問い返す問題で、教育学だけの領域の問題ではない。いわば学際的領域の問題。
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☆小学校3年生の保護者と話をしていて、やはりここにもグローバリゼーションの波がやってきているのを実感。中国語も英語も日本語も勉強しているという。ピアノやバイオリンも習っているという。そしてアートも。どこでそんなに語学を学ぶのかと聞くと、夏休み実家に帰ったときに。実家というのは東アジアのある国。友人たちの家庭では、それは当たり前だと。
☆将来は、永住権があるので、自分たち家族は日本で暮らすけれど、子どもたちはわからない。ただ、中高は日本だから、どこか私立学校を探したい。将来きちんと仕事につける準備ができて、なおかつアートも学べる学校はどこですか?といった質問をうけた。
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☆「人口負荷社会」(小峰隆夫著 日本経済新聞出版社 2010年6月)を読んで、少子高齢化の問題が経済問題以上に、グローバル・キャリア教育問題であることに改めて気づいた。
☆そしてこのキャリア教育は、21世紀型スキル教育によって達成されると。
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